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そもそもFXというのは「外国為替保証金取引」のことで、1998年の外為法改正によって個人でも取引できるようになった。保証金取引というのは、一定額の保証金をFX扱い業者に預けて、その何倍もの外貨や商品などを取引するシステムのこと。FXは、円やドル、ユーロなどの身近な通貨を扱うことや、少額から始められることから、個人投資家のあいだで高い人気を集めている。 |
・為替相場は今この瞬間も変動している |
海外に旅行に行った際、日本から持って行った日本円の現金を、現地の通貨を交換する必要がある。このように、異なった通貨を交換することを外国為替と呼び、その際に適用される交換比率のことを外国為替相場(為替レート)と言う。「現在の円相場は1ドル110円43銭で取引されています…」などとニュースで言われているのを聞いたことがあるだろう。この外国為替相場は、毎日24時間、刻々と変化している。これに合わせて取引するのがFXだ。 |
・「買い」からでも「売り」からでも取引できるチャンスが広がる |
実際のFX取引を「米ドル/円」の通貨ペア(※1)を例にとって解説してみよう。 例えば、現在の基準が1ドル=110円だったと仮定する。将来的にドル高(円安)になると予想した場合、米ドルを「買う」注文を出すことになる。予想通りドル高(円安)になり、1ドル=120円になった場合、その差額分が利益になる仕組みだ。(※2) もちろん、逆にドル安(円高)になるだろう、と予想する場合もある。その場合、米ドルを「売る」注文を出せばよい。1ドル=100円というドル安(円高)になれば、110円との差額分が利益になる。
※1 通貨ペアは、ほかにユーロ/円、英ポンド/円、ユーロ/米ドルなど多数の種類がある。FX扱い業者によって取り扱っているペアが異なる。
※2 実際には、取引や手数料や、利益額によっては確定申告を行い、納税が必要になる場合がある。 |

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・FXのメリット |
・24時間リアルタイム取引が可能 |
東京、ニューヨーク、ロンドンの3つが世界三大市場と呼ばれている。このほかにも世界の主要都市に外国為替市場が存在し、常にどこかで取引が行われているので、土日を除いた平日の24時間、リアルタイムで取引できる。 |
・10万円程度の少額資金でスタートできる |
FXは保証金取引なので、保証金を預ければ、その何倍もの外貨を取引することが可能。これをレバレッジ(てこ)効果と呼ぶ。例えば、10万円程度の保証金を用意すれば、1万米ドル(1ドル110円ならば110万円相当)の取引ができるのだ。(※1)
※1 必要保証金の割合は、FX扱い業者によって違う。また、取引時の為替レートによっても変わってくる。 |
・スワップポイントで金利収入も |
為替の変動による差益だけがFXの魅力ではない。各通貨間には金利があり、1日ごとに金利が発生する。金利が高い方の通貨を買った場合には、スワップポイントを毎日受け取ることができる。長期で所有すれば、これも大きな収入となるのだ。 |
・FXのリスク |
・為替が予想外に変動する可能性もある |
為替レートが予想とは逆の動きになってしまった場合、損失を被ってしまうことになる。為替は値幅制限がないため、損失額が予想外に膨らんでしまう可能性も十分にある。 |
・レバレッジ効果は諸刃の剣 |
少額で数倍もの通貨取引ができるのがFXの魅力だが、それは逆に大きな損失を被ってしまうリスクもあるということ。ほとんどのFX扱い業者の場合、一定の基準を下回ると強制的にロスカットし、損失を確定するシステムを採用している。(※1)
※ロスカットとは、お客様の損失を一定の範囲に抑えるための措置です。為替相場の変動によって損失が許容範囲を超えたときに、ポジションの一部やすべてを決済する仕組みです。細かい取り決めはFX扱い業者により異なります。 |
・金利を支払う場合もある |
金利が高い通貨を買っている場合はスワップポイントを毎日受け取ることができるが、逆に金利が高い通貨を売っている場合には、スワップポイントを支払うことになる。中〜長期で持ち続けていると、このコストも馬鹿にならない。 |

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・初心者はスワップ狙いがトレンド |
FXの手法は、トレード派とスワップ派という2つに分けることができる。前者は、株のデイトレードのように、数分〜数時間(時には数日)という短期のトレードを行って為替差益を狙うやり方。後者は、金利差によるスワップポイントを積み重ねて、大きな利益にするのを狙うやり方だ。 初心者は、後者のスワップポイントを狙う方法が最近のトレンドである。例えば、10万円の証拠金を預け、110円で1万米ドルを買ったとしよう。米ドルを買った場合の1日のスワップポイントが1ドルあたり0.012円だったとする。1万米ドル保有しているので、1日あたり120円のスワップポイントを受け取ることができるのだ。もちろん、10万米ドルならば1日あたり1200円を受け取ることができ、これは土日もカウントされるので、長く所有すればするほどスワップポイントが貯まっていく仕組みになる。
ただし、セミナーや書籍、個人のブログなどできちんと学習を積んだ上で開始される事をお薦めする。最近では、会員向けの学習ツールやセミナーを設けているFX扱い業者も見受けられるので、そういったFX扱い業者を賢く活用するのもポイントのひとつだ。 |
・相場次第では為替差益も |
また、為替レートがドル高に動き、1週間後に1ドル111円になっていたとしよう。買った時は1万米ドル×110円=110万円だったのが、1週間後に 1万米ドル×111円=111万円になった、という計算だ。この時点で米ドルを売って決済すれば、差額の1万円が利益になる上に、先ほどのスワップポイント1週間分の120円×7=840円がプラスされる(実際には、取引手数料が利益から引かれるほか、スワップポイントは日々変動し、利益額によっては確定申告を行い、納税が必要になる場合がある)。 |
・精神的な「安心」と余裕をもったFXライフを |
スワップポイントよりも、為替差益の方が利益率が大きいので、積極的にトレードをすれば大きな利益が手に入るのでは?と思ってしまうだろう。だが、毎日チャートを分析し、パソコンに張り付いて値動きを監視するのは、なかなか出来るものではない。予想した動きと逆の展開になってしまうと、大きな損失が出てしまう場合もある。 それに比べて、スワップポイントは毎日確実にプラスされる。日々神経をすり減らしてトレードするよりも、ほったらかしでスワップが貯まっていく方が、精神的に大きな安心感があるのは言うまでもない。 ただし、スワップ狙いの手法にも、気をつけるべきポイントがいくつかある。為替は日々変動しているので、スワップポイントが貯まっても、為替の値動きでそれ以上の損を出してしまえば元も子もないからだ。 |
ポイント1 情報収集はしっかりと |
日本はずっと低金利であるため、円を売って外貨を買うという手法が2007年夏の時期までは流行しており、今後も円安は続くだろう、というのがその当時の多数派意見だった。だが、秋口に米国のサブプライムローン問題が発覚してからは、米ドルが弱くなってしまい、円高傾向が続く展開になっている。スワップ狙いでずっとドル買いを持ち続けていたら、為替の変動で大きな損失になっていただろう。日々の経済ニュースをチェックし、現在ドル高傾向なのか、円高傾向なのか、といった大きな流れはチェックしておきたい。 |
・ポイント2 適切なレバレッジで! |
また、米ドル/円のペア以外にこだわる必要はなく、トルコリラ、NZドルといった高金利通貨がスワップ狙いとしてお薦めだが、これも世界経済の状況によって変化するので、取引をする際には十分に調べておこう。
さらに、為替の変動で大きな損失を被らないために、レバレッジを低くする必要がある。確かに10万円の保証金で1万米ドルを110円で買うことができるのだが、その場合、為替レートが10円下がると、マイナス10万円になり、保証金がなくなってしまう計算になる。※
それよりは、100万円を保証金として預けておき、10万米ドルを取引できるのだが、2万米ドルに抑えておく、といった低レバレッジにすることで、多少の為替変動にも動じることなく、余裕を持ってスワップを受け取り続けることができるのだ。
FXを取引する個人投資家が増えてきたため、短期での値動きがわかりにくくなってきている傾向がある。リスクをおかしてハイリターンを狙うよりは、低レバレッジでスワップを貯めていくのが、安全で賢い投資方法だといえるだろう。
※ 損失が大きくなり、FX扱い業者が定めた基準を下回ると、強制的に決済されるため、実際には途中で損失が確定する。だが、急激な為替レートの変動により、預けた保証金よりも多くの損失が出てしまった場合、追加で現金を支払うことになる。 |
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