クレジットカードの「ボーナス払い」という言葉は聞いたことがあったとしても、実際に利用したことのある人はあまり多くないかもしれません。また、実際にどういった払い方をするのか知らない方も多いでしょう。最大半年間支払いを延長できるという便利なボーナス払い。便利である分、当然リスクも存在します。今回はそんなボーナス払いについてご紹介します。
そもそも「ボーナス払い」って?
「ボーナス払い」とは、その名の通り、夏と冬のボーナスが入る時期にまとめて支払う方法です。例えば、1月に買い物をした際にボーナス払いにすれば、その買い物の支払いはボーナスが入る夏まで延長されます。
支払いは延長されますが、商品は普段のクレジットカード払いと同じようにすぐに手に入れることができます。ボーナス払いは支払いを最大半年間延長することができ、一括払いと二回払いがあります。二回払いは、夏と冬の2回に分けて支払う方法で、多くの場合手数料がかかります。一般的には、購入金額の半額の3%ほどが手数料としてかかります。
一般的に、ボーナス払いをすることができる最低限度額は、決まっています。また、ボーナス払いができるお店とできないお店、できても最低限度額が定められているお店など、様々であるため注意が必要です。
また、ボーナス払いは日本以外ではすることができません。海外旅行などでボーナス払いをすることはできないため、注意が必要です。
ボーナス払いをすることのリスク
最大半年間支払いを引き延ばせるということは、メリットでもあり、デメリットになる場合もあります。支払いを忘れてしまうというリスクがあるからです。
ボーナス払いは、多くの場合高額の商品などを購入する際に利用します。そのため、ボーナス払いでは大きな額の請求が一度にくることが一般的です。支払うのは半年後だからといって油断してしまい、夏に多額の請求がきて家計が圧迫されてしまうというケースもあります。
また、業績などによっては予想していたよりもボーナスが入らなかったという場合もあります。その際に多額の請求がきてしまうと、最悪延納をしなければならない場合もあります。ボーナス払いをする場合は、ある程度確実に支払える額の範囲での購入を心がけましょう。
ボーナス払いをすることのメリット
ボーナス払いの最大のメリットは、支払いを最大半年間引き延ばすことができるということです。この仕組みによって、今は購入する余力のないものも、ボーナス払いでその場で手に入れることができます。また、一括払いにすれば、分割払いやリボ払いのように手数料がかかることもありません。
また、ボーナス二回払いの場合は手数料がかかってしまいますが、それでも分割払いやリボ払いにするよりもずっと安い手数料で高額の商品を手に入れることができます。
高い商品を購入する場合、利用代金が銀行口座に残っていれば、その分の金利を受けることができ、一つの収入にもなります。クレジットカードの利用限度額に余裕がある場合は、大きな買い物をする際にボーナス払いにすることで、お得な収入も得ることができるため一石二鳥だといえるでしょう。