クレジットカードはショッピングなど各種料金支払いのとき、現金に代わって支払いを済ませてくれる便利なアイテムです。現時点でクレジットカードを所有していなくても、なんとなくシステムは理解している方も多いのではないでしょうか。
ここでは、クレジットカードで買い物ができるその仕組みについて改めてご紹介したいと思います。
お金はいつ誰が払っているの?
幼いころに両親や親せきがクレジットカードを使用する姿を見て、「お金がなくても買い物できる魔法のカードだ!」と考えていた方も多いのではないでしょうか。
たしかに買い物をしたその場ではカード会社が商品代金を立て替えていますが、もちろん結果的には自らの所持金から支払われます。一括払い、分割払いという言葉を聞いたことがあると思います。
これは購入した商品代金を引き落とし日にまとめて支払うか、数ヶ月に分割して支払うかを選ぶことができるシステムを意味しています。クレジットカードを契約するタイミングで、料金を決済する口座を指定します。カードで支払った諸々の買い物代金は月末、もしくは月初めにこの口座からまとめて引き落とされるのです。
カード会社はどうやって儲けているの?
クレジットカードの仕組みがわかると今度は、「じゃあクレジットカード会社はどうやって利益を得ているの?」という疑問が生まれませんか?
カードを使用したからといって、商品代金は上乗せされることはありません。だからといって消費者とショップの間に入って支払いのタイミングを調整するだけではカード会社にメリットがありません。実は、クレジットカード加盟ショップが手数料をカード会社に支払っているのです。「それならショップは、カード会社に加盟せず現金払いオンリーにした方がお得なんじゃないの?」と感じるかもしれませんが、一概にそうはいいきれません。
クレジットカードを使用可能にすることによって、「このお店、カード使えないんだ。じゃあ別の店で買い物しよっと」という現象を抑止できるので、結果として利益につながるのです。
カード所有者が支払うべき手数料
例えば月収15万円の人がその月、カードを利用して8万円分の買い物をし、さらに10万円のパソコンを購入したとします。これらを全て一括で支払うと18万円になるので、3万円超過してしまいますよね。しかし、10万円のパソコンを5回の分割払いにすれば、支払いは2万円ずつになります。その月の決済は10万円に抑えることができるのです。ただしこの場合、商品代金に加えて金利手数料も口座から差し引かれます。
リボ払いの場合にも同様です。基本的に一括払いなら所有者に手数料が発生することはありませんので、状況に応じて使い分けをするといいでしょう。
クレジットカードでお得なショッピングを
クレジットカードのお得な仕組みをご理解いただけたでしょうか。
手数料といっても利用額の数パーセント程度で、そこまで大きな金額ではありません。また使用することによってポイントを貯めることができ、何かしらの商品やサービスに還元することができます。
クレジットカードを利用して、便利にお得にショッピングを楽しみましょう。