クレジットカード決済をお店などに導入したいけれど、利用頻度が少ない場合は月額料金が負担になってしまいます。便利とは知りつつも、なかなか導入には至らないという事業主の方も多いのではないでしょうか。
今回はカード決済の導入が容易になる「カード決済端末」についてご紹介したいと思います。
カード決済端末とは
カード決済端末とは、クレジットカード決済を行うための端末のことです。多くの場合、数字入力と簡単な操作を行うためのボタン、さらに小さな液晶画面を備えた手のひらサイズのものが一般的です。クレジットカードの磁気を読み込むスリット式や差し込んで読み込むタイプがあり、レジはもちろん最近ではタクシーでも導入しているケースを見かけるようになりました。
カード決済端末を導入するためには
クレジットカード決済の利便性は高く、年々需要が高まっています。ニーズの高い決済手段ですが導入は簡単ではありません。
第一の壁となるのは「カード会社との契約」です。クレジットカードを発行してもらう際には支払い能力の有無を確かめるための審査が行われますが、店舗側がシステムを導入する際にはさらに厳しい審査が行われます。事業の規模はもちろんのこと、高い実績が求められるため、法人であっても導入は難しいといわれています。個人事業主としての契約は容易ではありません。
第二の壁となるのは「維持費」です。カード決済システムは決済ごとに発生する手数料とは別に、月額料金が請求されます。カード決済の利用者が少ない場合は月額料金が負担となり、結果的に導入を見送ることになってしまいがちです。
注目を集めるスマホのクレジット決済サービス
そこで注目を集めているのが、Square(スクエア)などがスタートさせたiPhoneやiPadなどでクレジットカード決済を行えるようにするサービスです。磁気リーダーをスマートフォンやタブレットに接続し、専用のアプリをインストールするだけで導入は完了。使い方は簡単で、アプリを介して支払金額を入力後にリーダーでクレジットカード読み込み、画面に手描きでサインをするだけです。インターネット経由で決済サーバーへデータが転送され、クレジットカードが有効と認められればすぐに決済が完了します。
利用明細はユーザーの電子メールアドレスに転送されるので、紙資源の節約が可能。同時に地球温暖化の対策まで行えてしまうという一石二鳥のサービスです。
最短で当日から利用できるのが魅力的。レストラン・カフェ・移動販売・個人タクシーなど、事業の形態や規模問わずに導入できるため、法人はもちろん個人も気軽に導入できます。このサービスを利用すれば導入までのコストと時間が抑えられると、法人だけではなく個人事業主の方からも高く評価されています。また月額費用も従来のカード決済と比べて格安で、維持費用が少ないのもポイントです。クレジットカードの有用性を知りつつも導入を見送っていた事業主の方は、iPhoneやiPadを使ったカード決済サービスを検討してみてはどうでしょうか。
国際ブランドにも対応し、新たな商機に
クレジットカード決済で重要なのはブランドカードに対応しているか否か、ではないでしょうか。いざ導入しても使えないカードが多ければ意味は薄れてしまいます。
スマホによるカード決済サービスは生まれて間もないサービスですが、VISAやMasterCardをはじめとして国際ブランドカードに対応。サービス会社によっては6社のカードが利用できるところもあります。いざ決済というときにお客様を困らせることもありません。
またスマホによるカード決済サービスは電波の届くところならば、いつでもどこでも決済できます。レストランやカフェのように実店舗で行うビジネスだけではなく、移動販売や宅配サービスのように移動型のビジネスでも利用可能。従来のシステムと異なり導入も容易なので、今までカード決済に対応していなかったことで逃していた顧客もしっかりとキャッチできます。