クレジットカードの現物はプラスチックの薄い板ですが、中身は貴重な財産です。便利でお手軽な反面、取り扱いを誤れば多大な損失を被る危険性をはらんでいます。初めてクレジットカードを所有する際にはその価値を充分に理解し、乱雑に扱うことのないよう注意しましょう。
うっかり使いすぎてしまった
クレジットカード利用が日常的になってくると、気をつけていてもついうっかり使いすぎてしまうことが誰しも一度はあると思われます。カードには利用限度額が定められているので、さすがに何百万、何千万と使ってしまうことはないでしょう。しかしカードの上限いっぱいまで使用してしまうことはないといいきれません。引き落としのタイミングでお金が用意できれば問題ないですが、最悪なのは口座残高より当月カード利用額が上回ってしまう事態です。もし引き落としのタイミングで残高が足りなければどうなってしまうのでしょう?
きちんと自己申告する
残高不足でカードの支払いができなければ、クレジットカード会社から電話がかかってきます。多くの方は、ここで「電話に応じない」という策をとります。もしくは電話に出て逆切れするという方もいます。しかしこれはご法度です。支払いに応じない状態が長く続くと利用停止、強制解約、最悪の場合ブラックリスト入りで最低5年は他のカード会社とも契約ができなくなるという事態に陥ります。
クレジットカード会社は、利用者との「信頼関係」で成り立っています。その月の支払いができなくても、その旨を正直に伝えればほとんどのカード会社は柔軟に対応してくれるでしょう。支払い不可能と判断した時点でクレジットカード会社に電話をし、どういった理由で支払いができないのか、いつなら支払いができるのかを正直に伝えましょう。
クレジットカードをなくしたor落とした!
クレジットカードを外に持ち歩く以上、「落とした」「なくした」「すられた」などは、誰しも起こりうるトラブルです。
大半の方はクレジットカードをお財布で保管されていることでしょう。お財布にはクレジットカードの他にも現金、免許証、銀行のカード、保険証などの貴重品が入っていると思います。
これだけ大切なものを一気に紛失すればパニックに陥るのも無理はありませんし、何からどう解決していくかわからなくなります。紛失したと思われる場所や警察に問い合わせることが最優先ですが、カードを悪用される可能性も十分に考えられるので、必ずそのタイミングでクレジットカード会社に連絡し、速やかにカードの利用を停止する手続きをとりましょう。
トラブルを避けるために
このようなトラブルを避けるためにも普段から注意を払って生活を送ることは非常に大切ですが、四六時中貴重品のことを気にかけて生活するわけにはいきません。
誰しもミスを犯すことはあります。特に利用頻度が高く、頻繁に出し入れが必要になるお財布やカードケースはいつ紛失してもおかしくありません。注意点は、何かあったときに必要な段取りを理解しておくことです。