「クレジットヒストリー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは、クレジットカードをお客様がどのように利用したかという履歴のことで、この利用履歴は個人信用情報機関に保存され、機関の会員である金融機関やカード会社はあなたのクレジットヒストリーを自由に見ることができます。このクレジットヒストリーによって、カード審査が通らなくなってしまう危険性などもありますので、自分のクレジットヒストリーには注意しておくことが大切です。今回はクレジットヒストリーについてのご紹介です。
自分のクレジットヒストリーの見方
一般的に、クレジットヒストリーは、個人信用情報機関(CIC)の会員が自由に見ることのできるイメージが強くあります。しかし、あまり知られていませんが、実はカード利用者も自分のクレジットヒストリーを見ることができるのです。
自分のカードヒストリーを見る方法は、パソコン、携帯電話、郵送、窓口での開示と4種類あります。
この中で最速で見ることができるのは、パソコンでの開示です。クレジットカードを契約した際に利用した電話番号から電話をして、受付番号を取得します。パソコンにその受付番号とその他の必要項目も入力すると、PDF化した開示報告書のデータを得ることができます。手数料として1000円(クレジット決済)がかかります。
携帯電話もパソコンと同様、受付番号を入手した後、入力すると、開示報告書のデータが携帯の画面に表示されます。そのまま携帯電話に保存することも可能です。スマートフォンでは利用できないので、注意しましょう。
郵送で開示する場合は、10日ほどかかります。CICのサイトから情報開示申込書を作成し、プリンターで印刷したものに手数料1000円(定額小為替証書)を添えて郵送します。
窓口での開示は、本人確認書類などの必要書類を持参して、直接CICの開示相談コーナーに行きます。希望すれば開示内容を見せてもらうことができます。事前予約の必要はありません。
クレジット情報とチェックポイント
信用情報に記載されている自分のクレジットヒストリーには、以下のような内容が情報として載っています。
〈個人情報〉
氏名や生年月日、電話番号、住所、勤務先といった個人情報が掲載されています。
〈契約内容〉
契約の種類や内容、契約をした年月日や、終了予定日、支払回数、契約の極度額、商品名など、契約に関する情報がすべて掲載されています。
〈支払状況〉
月々の請求額や入金額、残債額(内キャッシング残債額)、返済状況といったカード利用の支払状況が掲載されています。
特に注意してチェックすべきポイントは〈支払状況〉における「入金額」です。「状況」という欄がカード審査で最も影響のある部分で、この欄には返済状況が記載されます。「$」が記載されていれば問題ありません。「$」は、当日の請求通り入金されたことを証明するマークです。
逆に「A」がついていると要注意です。これは、お客様の事情で入金がなかったということを表すマークであるため、カード審査の際にも悪く影響してしまいます。