ETCカードに関しては、所有していなくてもそれが何かご存じの方は多いのではないでしょうか。実はETCカードとクレジットカードは切っても切れない関係です。
最近では車載専用として独立したETCパーソナルカードが増えましたが、従来ETCカードはクレジットカードがなくては発行できないものだったのです。
そもそもETCとは
従来、有料道路は有人料金所にて現金の授受をして通行するのが通例でした。
ETCはElectronic Toll Collection(エレクトロニック トール コレクション)の略称で、車体と料金所ゲートの通信によってノンストップ通行を可能にしたシステムです。これによって人の手を介さず、また現金を用意して一時停止、窓から顔を出してお金を受け渡す手間もなく有料道路を通行することができるようになりました。ETC対応車にはキャッシュカードを挿入できるカードスロットが備えられています。ここからETC車専用ゲートに取り付けられたアンテナへ料金情報が送信され、ゲートバーが開閉します。日本においては2001年から導入が始まった画期的なシステムです。
ETCカードとクレジットカードの関係
従来ETCカードはクレジットカードの付属品として契約できるもので、対応しているクレジットカードの会員でなければ発行できませんでした。いわばクレジット関係とETCカードは親子関係にあったのですが最近ではETCパーソナルカードと呼ばれるETC専用のデポジットカードが販売されるようになりました。もちろん今でも新たにクレジットカードからETCカードを追加発行することができます。クレジットカードとETCカードと一体になったものもあります。国際ブランド5社に加えて、トータル12社のカードでETCカードを追加発行することができます。追加料金は0円〜500円台と、大変安く購入することができ、ポイント還元サービスも充実しています。
ETC契約ができるクレジットカード
ETC契約できるクレジットカードは国際ブランドのAMERICAN EXPRESS、JCB、Diners clubに加え、三井住友カード、シティカードジャパン、三菱UFJニコス(DC、MUFG、NICOS)UCカード、セディナ(OMC、CF)イオンカード、セゾンカード、トヨタファイナンス、オリコです。
これらの会社から発行されているカードであれば、新たにETCカードの契約をすることができます。
カードによってオプションもさまざまです。走行時間帯によって料金が下がる割引サービスや、開閉レバーによって車を損傷した場合の保険、ETCマイレージサービスなど実にさまざまな特典を得られることができます。
カードタイプも、親子型、一体型、専用デポジット型から選べます。ETCカードはETC専用として使用したい方は、クレジットカードとETCカードが別々になった親子型がよいでしょう。
極力手持ちのカードの数を少なく済ませたい方には、普段は通常のクレジットカードとして使えるETC一体型カードをおすすめします。クレジットカードを所有していない、もしくは極力連携させずに管理したい方は、預託金で契約ができるデポジットタイプのETCパーソナルカードがよいでしょう。
車の免許をとったら
すでに免許をお持ちの方はもちろん、車の免許をこれから取るという方にもETCの導入はオススメします。
基本的にETCカード全般はクレジットカード会社から発行されていますので、併せて契約すると便利です。