日本国内だけでも300社以上のクレジットカードが発行されています。
発行元や提供会社によってサービスが異なるため、銀行が発行している場合は銀行系クレジットカード、信販会社が発行している場合は信販系クレジットカードと呼んで区別をしています。これを「系統」といいます。今回は石油会社が発行しているカード、いわゆる石油系クレジットカードの特徴についてご紹介しましょう。
石油系クレジットカードとは
今でこそクレジットカードといえば銀行系や信販系が有名ですが、それよりも早く導入したのが石油会社。
つまりクレジットカードの元祖というべき存在です。「オイルカード」や「ガソリン系カード」とも呼ばれます。車にまつわる特典が豊富で、ほとんどのカードが入会金無料・永久年会費無料。ドライバーにピッタリのクレジットカードといえるでしょう。
有名なものだと出光クレジットの「出光カード」、三菱UFJニコスの「シナジーカード」、イオンクレジットサービスの「コスモ・ザ・カード・オーパス」などがあります。
石油が安くなる
石油系クレジットカードの特徴といえば、ガソリン料金が安くなることがあげられます。
カードによって割引率が異なりますがリットルあたり5〜10円程度割引されるため、ガソリン価格が高騰している今こそ使いたいカードといえます。
割引はカードに対応したガソリンスタンドでしか受けられませんが、ほとんどのカードが入会金無料・永久年会費無料であるため、ドライブ好きや長距離ドライバーの方は複数の石油系クレジットカードを作っておくのも手です。クレジット機能を使わなければ手数料もかかりません。割引を受けられる会員カードとして持つ方も多いようです。
ロードサービス付きのカードも
「ドライブ中にエンジンが故障してしまった」「タイヤが脱輪してしまった」「高速道路でガソリンが切れてしまった」など、クルマにまつわるトラブルを解決してくれるロードサービス。石油系クレジットカードには、このロードサービスが付帯するものもあります。
自動車保険にロードサービスが付いていない等、自動車の運転に不安がある方はロードサービス付きのカードを作っておけば、いざというときも安心です。
買い物でも優待
石油系クレジットカードのメリットは石油代が安くなるだけではありません。
提携しているショップで買い物をすると割引を受けられるのも魅力的。大型商業施設だけではなく、スーパーマーケット、コスメショップなど、様々な店舗でポイントが付くため日常使いにも最適の1枚です。買物をする毎にポイントが溜まり、景品と引き換えるタイプのカードも存在します。
クルマにあまり乗らない方にもおすすめです。