社会人としてある程度安定した収入が得られるようになったら、次に目を向けたいのが社会福祉。先の大震災で、助け合いの意識が高まった方も多いのではないでしょうか。日本の有名人や海外セレブにも積極的に福祉活動を行っている方は多く、気軽にチャリティ参加できる社会貢献型クレジットカードにも注目が集まっています。
自己負担はゼロ!
社会貢献型カードとは、入会することで対象のチャリティ団体に寄付金を送ることができるカードです。支援を必要とする人々や地域に関する情報を目にするたびに、何かしてあげたい、少しでも力になりたいと考える方はたくさんいます。しかし自分自身の生活が忙しく、何かしようにも何もできない、心苦しい思いをしている方も少なくないのではないでしょうか。そんな方にうってつけなのがこのカードです。社会貢献型クレジットカードは、クレジットを利用して支払った金額の一部が支援金として寄付されます。カードの持ち主に金銭的負担が発生することは一切ありません。特に「このカードがいい!」というのがない方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
人や動物に対する支援
社会貢献型カードはトータル50種類以上も発行されています。
寄付先は教育支援団体や動物保護団体、遺産保護団体など実にさまざまです。ユニセフVISAカードの場合、カード利用額の一部が飢餓地域の乳幼児生存を目的とするワクチンや予防接種の提供料、ほかにも災害復興などに利用されます。赤十字オリコカードは献血を中心に災害時の救援物資配布や医療救護活動資金として赤十字に寄付されます。 またカンボジアの地雷撤去費用に利用されるライフCMCカードや盲導犬の育成に使われる日本盲導犬協会JACCSカード、自然保護に生かされるUC WWF一般カード、日本動物愛護協会カードなど、寄付金の使途がはっきりしているものがほとんどです。東日本大震災復興支援に利用されるウルトラマンJCBカード、全国児童養護施設協議会に寄付されるセディナアトムカードはデザインもユニークで大変魅力的です。
地域・文化支援カード
社会貢献型カードには環境保護や地域活性、文化を支援するカードもたくさんあります。
くまもとカード、北海道iカード、はこだてカード、沖縄美ら島JCBカードは、利用額の一部がそれぞれ県の遺産・文化事業を活性化させるための費用として利用されます。JOCスポーツマンVISAカードは、JOC加盟団体のスポーツ選手育成費用として、名フィルカードは名古屋フィルハーモニー交響楽団の活動支援金としてそれぞれ生かされます。 愛・地球博のモリゾーとキッコロをモチーフにしたEXPOエコマネーグリーンカードは、環境保護や植樹金として寄付をすることができます。
助け合いの心を
チャリティとしてはとても画期的なカードですが、普及率が高いとはいえません。カードの存在自体を知らない方も多いのではないでしょうか。
このカードを所有することによって、気軽に社会貢献に参加できることを少しでも多くの方に知ってもらいたいですね。