クレジットカードに興味を持っている方は特に、「T&Eカードって何? どういう意味?」という疑問を抱いているのではないでしょうか。カードのどこを見てもT&Eに関する表記はされていないので、どういった意味で使われているのかがイマイチわからないですよね。
ここでは、そんなT&Eカードについて詳しく解説します。
T&Eはなんの略?
T&EカードのT&Eは、「Travel&Entertainment(トラベル&エンターテインメント)」を意味しています。このことからもわかるように、T&Eカードは海外で使える国際カードのなかでも、特に旅行・娯楽の場面で活躍するものを指します。旅行会社をはじめとする航空・バス・レンタカー会社やホテル、飲食店、劇場などに豊富な加盟店を持っています。
日本のJCBカードはこれに分類され、入会することで海外旅行時の携帯電話・無線LAN無料貸し出し、優待サービスや宿泊費の割引といった旅行に関する手厚いサービスを受けることができます。JCB以外には、AMERICAN EXPRESS(アメックス)、Diners clubがこれに分類されます。
この2つは所有することによって海外旅行保険などのサービスを受けることができます。T&Eカードでないものはペイメントカード(決済カード)と呼ばれ、VISAやMaster cardがこれに該当します。
T&Eカードとペイメントカードの違い
最近は国内外問わずクレジットカードの加盟店が大変多くなり、対応店舗に関してはT&Eカードとペイメントカードの違いもあまりなくなってきました。とはいえ、かかる費用に関しては双方若干の違いがあります。
T&Eカードは先に述べたように、クレジット決済以外にも実に様々なトラベルサービスを受けることができます。このため年会費は少し割高です。
一方ペイメントカードは、クレジット決済に重きを置いたサービスなので、年会費は無料、ないし非常に安く設定されている分、T&Eカードのようなオプションはついていません。
3種のT&Eカード、それぞれのよいところ
JCB、AMERICAN EXPRESS、Diners club、3つの国際ブランドがT&Eカードであることはおわかりいただけたと思います。では、それぞれの魅力をここでご紹介します。
AMERICAN EXPRESSは入会審査がシビアな分、所有しているだけでステータスになります。年会費は1000円〜27300円と他のカードに比べると高額ですが、その分海外旅行先で充実したサービスを受けることができます。
Diners clubはクレジットカードの中でも最も歴史が古く、高貴なカードとして知られています。入会審査も非常に厳しく、ゴールドカードしか存在しません。
Master cardと提携している米国ではMaster card加盟店での利用が可能ですが、その他の加盟店の多くはエグゼクティブ層向けのショップです。
JCBは日本が世界に誇るカード会社で、国内での加盟店はダントツです。また世界中の観光都市にサービスカウンターが設置されているので、紛失や盗難に遭ったときは速やかに対応してもらえます。アジア圏内での普及率が特に高いので、韓国、台湾、中国などによく行く方は重宝するでしょう。
旅行するなら
海外旅行に行くときは少しでもリッチに、そして有意義に過ごしたいという方にT&Eカードはおすすめです。普段使いのカードとは別に所有しておくのもいいかもしれませんね。