今までは個人で利用していたクレジットカードも、家族ができれば家計の中で精算されます。家族ができたことを機会に「家族カード」を作ってみてもいいかもしれません。家族カードには様々なメリットがあり、利用方法によってはとてもお得に利用できるカードです。今回は、家族カードについてご紹介します。
そもそも「家族カード」とは?
「家族カード」という名称自体、聞いたことがない方も多いでしょう。家族カードとは、家族それぞれがクレジットカードを利用しながらも、引き落としやポイント付与は親元である1枚のカードに集約されるカードのことをいいます。例えば、父親が1枚親元のカードとして契約し、奥さんと子ども二人にもカードを発行します。奥さんと子どもたちは普通のクレジットカードと同様に、カードを利用して買い物などをすることができます。ただし、請求は父親も含め4人分の利用額がまとめてされることとなります。
家族カードのメリット
家族カードにすることで様々なメリットがあります。
(1)家計の管理がしやすい
まず、家族カードにすることで、カードの引き落とし日が統一され、請求書も1枚で済むため、家計の管理がとてもスムーズになります。家族がどのような買い物でカードを利用しているのかもわかるため、無駄遣いなどの防止にもつながります。
(2)ポイントが貯めやすい
また、ポイントも全員の利用した分が全て親元のカードにたまる仕組みであるため、個人で使うよりもポイントがたまりやすく、効率良く利用することもできます。
(3)年会費が安く済む
加えて、年会費が安く済むことが多いというメリットもあります。個人で持っていると、一人ずつかかってしまう年会費も、家族で持てば一人分で済みます。また、多くの場合、年会費が高いカード会社でも、家族カードの場合は年会費が安くなったり、無料になる場合などもあります。家族カードにした方がお得な会社は多くあります。
(4)カードの審査が通りにくい人もカードを持つことができる
クレジットカードの審査はとても厳しいものが多く、仕事をしていない人やクレジットヒストリーのない人、もしくは利用停止した経験があるといった人はなかなか審査を通ることができません。しかし、家族カードであれば、そのような審査が通りにくい人でもクレジットカードを手にすることができます。あくまで、親元となる契約者が審査を通ればいいため、家族は審査のリスクを負わずにクレジットカードを手にいれることができます。
家族カードのリスク
お子さんなどにカードを持たせる場合は、むやみにカードを利用して莫大な額の請求がきてしまうといった恐れがあります。そのような恐れがある場合は、事前にカードの利用限度額を設定しておくことや、家庭内でも利用するケースを決めておくなどといった話し合いをしておくことをおすすめします。
また、家族カードの中には、発行枚数を定められている場合や、2枚目からは年会費がかかるといったように、会社によってサービス内容が様々であるため、契約内容はきちんと確認しておくことが大切です。