手持ちのお金がなくても、お買い物やサービスが受けられる便利なクレジットカードですが、その便利さゆえについつい使いすぎてしまうケースもあります。また、一度使いすぎてしまうと、そのままずるずると毎月出費がかさんでしまうことも多いのではないでしょうか。今回は、ついカードを使いすぎてしまう場合の対処法をご紹介します。
利用限度額を決める
クレジットカードを利用する際に最も大切なことは、「管理能力」です。その時に請求されない分、後々の支払い計画をきちんとたてておかなければなりません。
自分の収入や毎月の生活費などの支出を前提に、クレジットカードで利用する限度額を自ら設定するようにしましょう。また、設定した後は、その額を上回らないよう逐一確認することが大切です。多くのクレジットカード会社には、自分の支払い状況をチェックできるWebページもあるため、こまめに来月の請求額をチェックする習慣をつけましょう。購入履歴はすぐには反映されない場合が多いため、買い物をした3日後など、反映がされた時にチェックするようにしましょう。
利息の把握を心がける
クレジットカードの請求額が大きくなってしまう場合のひとつに、利息の支払いがあります。一括払いであれば、特に発生はしないので問題はありませんが、リボ払いや、長期間での分割払いは利息が高くなりやすい傾向にあります。
利息で支払い額を大きくしたくない場合は、なるべく一括払いでするように心がけましょう。また、大きな買い物など、長期間での分割払いをしなければならない場合は、月々の支払い額と利息についてきちんと把握しておくことが大切です。
利用した額は現金で別の口座に移す
クレジットカードで何かを購入した際に、その額の現金を入金する用の口座を開設することもひとつの方法です。少々手間にはなりますが、その分自分がどれだけ利用したのかを現金で実感することができます。
多くの場合、クレジットカードの使いすぎは、「お金を使っていない感覚」に陥ってしまうことで起きてしまいます。そのため、お金を使っている感覚を、商品などを購入してすぐに感じることで、無駄な買い物も少なくなるかもしれません。また、この方法にすれば、来月の請求額をこまめに見たり、利用した額の管理をする必要もありません。日々の細かい管理が苦手な方におすすめの方法です。
持ち歩かない
最終手段は「持ち歩かないこと」です。クレジットカードの使いすぎは、多くの場合、癖になってしまっている状態にあります。そのため、手持ちのお金がない時に欲しいものがあっても、購入することができない状況を作ってしまえば、カードを利用することはできません。また、なるべく現金で支払うことによって、お金を使っている感覚をもつことができるため、浪費も防ぐことができます。
しかし、どうしてもカードでなければ購入できないようなものもあるかもしれません。また、一切使わないことは逆にストレスになる可能性もあります。その場合は、カードで購入するものをあらかじめ決めておき、その買い物以外では持ち歩かずに、家で保管しておくといいでしょう。