まずは、思い立ったらすぐに査定を申し込もう。なぜなら、車検までの残り期間は長いほうが有利だからだ。また、査定を有利にするために自分で簡単にできるのは洗車。プロの査定者は本質を見ると言っても、やはりキレイだと大切にされてきたことが感じられて査定も有利に。とくに内装は、臭いも含めてキレイにしておきたい。
買取専門店はできるだけ高額査定を出せるように努力はしているが、輸入車に強かったり、逆にファミリーカーが主力など、得意・不得意があることも。その点を見極めて選ぶのがいいが、判断はむずかしい。そのときは複数の買取店に一度に依頼できる「オリコン車買取一括査定」などのサービスを利用すれば、一度に多くの買取価格情報を集めることができて効率的だ。
愛着があるのもわかる。でも、乗らないほうがもっとかわいそう。大切にしてくれる人に乗ってもらったほうが車も幸せだ。買取ってもらうということは、次に大切にしてくれる人を捜すことでもある。よほど朽ち果てていない限りは査定してもらう価値はあるし、それで売れれば財布にもうれしい。
どちらも中間マージンが省かれるので、より高い金額での売却が期待できるものの、まとまったお金がきちんと支払われるのか? また書類などの手続きも安心して任せられるかなど、不安材料が多く、実際にトラブルも多い。
査定時には車の身元を証明する「車検証」「自賠責保険証」が必要。さらに売却時には加えて「自動車税納税証明」「実印」「印鑑証明」、そして「運転免許証」が必要となる。「自動車税納税証明書」を失くしてしまったという人もいると思うが、陸運局(運輸局・支局)の近隣に必ずある自動車税管理事務所、または各都道府県の税事務所で再発行してくれる。
車を買取ってくれるところは大きく分けて、自動車メーカー系中古車店・中古車専門店・買取専門店の3つ。自動車メーカー系だと自社以外の車は安くなる傾向が。また中古車専門店では買い取ったあとのルートが限定される(自店販売など)ので、買取額が低くなることも。買取専門店は独自の流通網があり、買取額も高くできる。