
引越しで、可愛がっているペットはどのように連れて行くか知っていますか?大好きなペットとは片時も離れたくないという人も多いのではないかと思います。一方で、動物は環境の変化に敏感ですから、元気でなくなってしまったりします。また引越し先から逃げ出してしまわないようにしたいものです。ペット好きの人であれば、できるかぎりペットが安心する方法で引越しさせてあげたいと思っているはずです。ではどうすればよいのか。ペットとの引越しにおけるポイントを確認していきましょう。
ペットの引越し方法
■引越し先が比較的近い場合
引越し先にペットを連れて行くには様々な方法があります。最もペットにストレスを与えないのは、近くに住む知人や家族がいれば、引越し荷物の運送中に預かってもらう方法でしょう。ただし、この場合は、引越しの荷ほどきが終わってから、引き取りに行けるくらい近い距離でなければダメです。引越し先が近いのであれば、この方法で少しの間、ペットを預かってもらいましょう。
近くに預けられる人がいない場合は、ペットホテルなどを利用してもいいでしょう。または自分の車で引越し先まで連れて行く方法もあります。ペットにとっても普段乗りなれた車ならストレスをためずに済み、飼い主にとっても目が届く場所にペットがいるので安心できます。ただ、この場合も車で連れて行くことができる距離に限定されます。
■引越し先が遠い場合
引越し先が遠い場合には公共交通機関を使わなければいけませせん。そのときはどんな点に注意したらよいのでしょう。
まず、公共交通機関でペットを同伴させる場合にはペットの受け入れ規定を守っていることが前提となります。
具体的な例で話すと、新幹線の場合は、重さが10キロ以内で猫か小型犬程度しか連れて行くことができません。ケージは縦・横・高さの合計が90センチメートル以内です。ペット単独で座席シートの利用をすることはできないので、膝上や足下にケージを置くことになります。
一方、飛行機の場合は、大型犬まで対応してくれます。その際、ペットはケージに入れられ、客室内と同じ気温を保った貨物室に預けられます。気圧の変化などがあるので、高齢のペットやフレンチブルドックのような気圧に弱いペットは避けた方がいいでしょう。引越し業者などでもペットの引越しサービスを行っている会社があるので、一度相談してみるのもおすすめです。
ペットの引越しにおける注意点
まずは、外でのマナーは守るようにしましょう。電車や新幹線で移動したとき、乗り物に慣れていない犬や猫などのペットは唸ったり吠えたりしてしまいます。そうなると乗っているほかの人に迷惑です。周囲への配慮も欠かさずにすることが大切です。
新しい環境におかれると、ペットは興奮してしまうことがほとんどです。引越しの最中に荷物の運び入れたりなどで、ドアや窓を開けっ放しにすると、そこからペットが逃げ出してしまう恐れもあります。ペットは荷造りが一段落するまでは、なるべくケージから出さないようにして、ケージもペットが落ち着ける場所に置いておきましょう。
- 引越し先が比較的近い場合は、近くに住む知人や家族がいれば引越し荷物の運送中に預かってもらい、いない場合はペットホテルなどを利用
- 引越し先が遠い場合は、公共交通機関のペットの受け入れ規定を守って連れて行く、飛行機の場合は大型犬まで対応
- 引越し業者などでもペットの引越しサービスを行っている会社があるので、一度相談してみるのもおすすめ