自動車保険の代車特約は本当に必要か?徹底検証!
今回は、そもそも代車特約とは何なのか、補償内容やどんなときに使えるのか、徹底検証していきます。すでに付帯している方も、そうでない方も、今一度補償の内容を理解しておくことで、いざというときに慌てることなく対処できるはずです。代車特約を使用したいときの交渉方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
代車特約って本当に必要?概要や条件について
【代車特約とは】
現在契約中の車が事故にあい、故障して修理や買替えが必要となった場合に、代車を手配してくれる特約です。そのため、事故や故障などで車を使いたくても使えないという場合に助かります。通勤などで、日常的に車を使用する方にとってはメリットの大きい特約なのです。自分の車が使えなくなってしまうときに備えて、代車特約をつけているかどうか確認しましょう。
【補償内容について】
保険会社によって、若干の違いはあるものの、代車を無料で手配してくれるか、レンタカー費用を支払ってくれるか、いずれかの対応となります。支払限度額や支払対象となる期間が指定されているため、契約内容について約款などで詳細を確認しておく必要があります。
【保険料について】
保険会社によって異なりますが、見積もりを取ってみると5,000〜6,000円ほどかかることが分かります。オプションでつける特約にしては保険料が高い傾向にあります。
【加入の条件とは】
車両保険の補償対象となる事故で損害が対象です。代車特約は、ほとんどの保険会社で車両保険を付けた場合にのみ加入できるオプションとされています。
【どんなときに使えるか】
契約中の車が事故にあったときや故障したときなどに使用できます。万が一のときは、早めに保険会社に連絡して、手配してもらうようにしましょう。
代車費用を出してもらうためには?条件について
交渉するときは、感情的にならずに代車がないとどのくらい生活が不便になるのか、理由をはっきり言います。ほとんどの方は、通勤や子どもの通学の送り迎えに使用しているという理由でしょうから、その旨を伝えます。また、ある程度妥協点を見つけておくのも有効です。自分が乗っている車より価格の低い車を提案したり、自己負担額を増やしたりしてもよいなど、相手が納得しやすい条件を用意しておきましょう。
以下のような内容について書いてはどうですか?
<条件>
契約の車が、自家用(普通・小型・軽四輪)乗用車の場合に付帯できる
<支払われない事項>
・地震・噴火またはこれらによる津波によっ て生じた損害
・無免許運転、麻薬等の影響で正常な運転ができないおそれがある状態での運転、酒気を帯びた状態での運転の場合に生じた損害
代車で事故を起こした場合、どうしたらよい?
自分の車が故障中で、代車を使用しているときに事故を起こしてしまったら、まずは代車にかけられている自動車保険で対応することになります。もし、代車が任意自動車保険に未加入、年齢条件がついているなどだと保険が使えません。一方、自分の自動車保険が使えるケースもあります。他車運転特約や臨時代替自動車特約などに加入している場合です。他車運転特約は他人の車を運転中に事故を起こした場合に補償を受けることができます。臨時代替自動車特約は、修理や点検中に借りた車を自分の車とみなして補償を受けることができる決まりになっています。いずれにせよ、保険が適用できるかどうか、まずは保険会社に問い合わせてみることから始めましょう。
・代車特約とは、現在契約中の車が事故にあい、故障して修理や買い替えが必要となった場合に、代車を手配、またはレンタカー費用を支払ってくれる特約です。
・車両保険をつけた場合にオプションとして付帯することができますが、全体の保険料はやや高めになります。
代車特約は、自分の車が使えなくなってしまった場合に代車を手配したり、レンタカー費用を出したりしてもらえる特約です。保険料が高めなので、週末ドライバーはあえて検討する必要性は低いかもしれません。一方、毎日車を使用している方は付帯しておくと安心な特約と言えるでしょう。