<自動車保険の契約ポイント>30代「未来を考え、自分以外にも手厚い補償を契約」
念願の車を購入したら…保険料を鑑みて車両保険を検討
そこで、車両保険には「一般」(オールマイティタイプ)と「車対車+A」(エコノミータイプ)の2種類があることを覚えておきましょう。オールマイティタイプは補償範囲が広く、単独事故や駐車中の損害もカバーしてくれますが、エコノミータイプよりも保険料は割高に。免責金額を設定することで抑えることはできますが、じっくり検討してから加入しましょう。
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また、現在では、事故時のペットのケガについて補償する特約もあります。以前から外資系の一部の自動車保険会社では取り扱っていましたが、最近は国内損保でも取り扱う会社が増えてきました。付帯しても保険料はそこまで高くならないため、検討に値するはずです。
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契約時に設定できる年間の想定走行距離は、3000km以下、4000km以下、5000km以下など、保険会社によってさまざま。実走行距離が想定より大幅に低かった場合は、使わなかったぶんを翌年の保険料から割引く制度を用意している保険会社もあります。また、走行距離が少ないドライバーは、ゴールド免許であることも多いはず。「ゴールド免許割引」についても確認しておきましょう。
環境が大きく変化しやすい30代。自分への補償のほかに、家族や車を思いやった補償が必要になってくるのかもしれませんね。
ファイナンシャルプランナー・横川由理
FPエージェンシー代表。 FP資格取得講座をはじめ、マネーセミナー、執筆など幅広く活動。 著書に『最新FP技能士3級 合格完全ガイド』(日本文芸社)、『50歳から役に立つ「お金のマル得術」』(宝島社)、『よい保険・悪い保険2013年版』(宝島社)などがある。