<自動車保険の契約ポイント>10代・20代「割引・特約を上手に活用し、補償は最大限!」

  • 【画像】10代・20代の自動車保険の契約ポイントをチェック

 年代ごとに契約時に頭に入れておきたい点が異なる自動車保険。「まだまだ運転に不慣れ」、「保険料のほかに出費が多い」、「突然、補償対象が増える」……運転初心者といえる10代〜20代が自動車保険を契約する際、意識すべきポイントを紹介します。

<10代>初の運転?新車? 事故時に備え手厚い補償に、車関連の割引を適用

 免許の取得が可能になった10代は、運転初心者であると同時に“自動車保険の初心者”でもあります。そんなドライバーデビューとなる10代が優先して考えたい保険の項目は「補償の厚さ」。(1)対人賠償保険や対物賠償保険の保険金額を無制限にする (2)車両保険を付ける (3)弁護士費用補償特約などさまざまな特約を付ける といった方法が考えられます。特約のなかには、自動車事故以外のケガまで補償するものもあるため、生活シーンと照らし合わせて選択するといいでしょう。

 無事に免許をとったら、家族が車をプレゼントしてくれるケースも考えられますね。そんなときは「新車割引」の適用を。また、車種によっては「エコカー割引」を受けることも可能です。補償を厚くするぶん、受けられる割引を細かくチェックし、できる限り保険料を抑えるのが得策です。

年代別にチェック! 満足度が高い自動車保険会社は・・・?>>>>

<20代前半>シンプルでOK! でも保険金額は下げず、申込時の割引利用でコストダウン

 社会人になりたてで、貯蓄も給料もそこそこ……だけど生活費や交際費は削れない! という20代前半は、基本的には必要な保険だけでシンプルに構成するという考え方でOK。ただし、保険料を抑えたいからといって“安さ”だけを求めるのは禁物です。対人賠償保険や対物賠償保険の保険金額を下げてまで保険料を下げるのはおすすめしません。

 対人・対物事故を起こしてしまうと、賠償額が数億円にのぼることもあります。保険でまかなえないということのないよう、保険金額は無制限にしておきましょう。無制限より低くしたところで、年間の保険料はそれほど大きく変わりません。それよりも、インターネット申し込みによる「インターネット割引」や、保険証券の電子化で受けられる「e証券割引」など、利用できる割引を上手に活用しましょう。

<20代後半>結婚で家族が増えたら…補償対象を広げて、運転者特約を付ける

 同じ20代でも、後半になってくると“結婚”を意識するドライバーも多くなってきます。家族ができて、契約車を運転する人が増えるのであれば、運転者に対する補償も厚くしたいところです。例えば人身傷害補償保険の保険金額は1億円にしておくなど、補償を引き上げれば、いざというときも心強いでしょう。

 補償を充実させれば、多少なりとも保険料が上がるのは仕方のないことですが、補償の対象となる運転者を「本人および配偶者」に限定する特約を付けると、保険料は抑えられます。また、両者ともに26歳以上であれば、運転者年齢条件を「26歳以上補償」で契約を。大幅に保険料を抑えることができますよ。30歳を迎えたら、「30歳以上補償」に変更して、さらに大きな割引を受けることも忘れずに。

 10代も20代も、事故防止に努めるのはもちろんのこと。万が一に備えて補償を厚くしておきつつ、積極的に保険料を抑える工夫をするのがおすすめです。

【年代別】満足度が高い自動車保険ランキングを見る>>

  • 【画像】ファイナンシャルプランナー・横川由理氏の写真

<アドバイザー>
ファイナンシャルプランナー・横川由理
FPエージェンシー代表。 FP資格取得講座をはじめ、マネーセミナー、執筆など幅広く活動。 著書に『最新FP技能士3級 合格完全ガイド』(日本文芸社)、『50歳から役に立つ「お金のマル得術」』(宝島社)、『よい保険・悪い保険2013年版』(宝島社)などがある。
オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

\ 13,837人が選んだ /
自動車保険ランキングを見る