自動車保険乗り換えの際の注意点とは?

 自動車保険は、一度入った後は見直すタイミングがないという人もいます。しかし、子どもが免許を取得した際や、自動車を買い替える際に保険料を見直してみると、魅力的なプランがたくさんあることに気付きます。実際に自動車保険の乗り換えを検討されている人も多いのではないでしょうか。ここでは、乗り換える際に注意すべきポイントについてご紹介します。

満期日に合わせて乗り換えるのがベスト

 自動車保険を乗り換える際は、保険が満期を迎えるタイミングに合わせて手続きを行うのが、最もスムーズです。所定の手続きを済ませ、満期日時点で新たな保険会社に保険料が支払われていれば補償が開始され、新たな保険会社への乗り換えが完了します。

 もう一つの理由は「等級」です。保険料の決め手となる等級に関しては、現在の保険会社と同様に、引き継ぎカウントされます。自分の等級が10等級であった場合、無事故であれば、乗り換え時は11等級で新しい保険会社と契約することができるのです。しかし、引き継げる期間は、前契約の満了日の翌日から7日以内です。それを過ぎてしまうと、6等級からのスタートとなってしまいますので注意が必要です。

 いずれにせよ、無保険の期間が生まれる事態は、リスクを回避するという意味でも避けたいところですので、満期日に合わせて新しい保険が開始されるように手続きをしましょう。過去に事故を起こしてしまい、等級が著しく下がっている場合や、「教職員共済」「全国自動車共済」「自治労災」など共済系の場合は、等級の引き継ぎに制限がかかることがありますので、その点にも留意しておくことが必要です。

契約途中で乗り換える場合の注意点

 契約途中に保険会社を乗り換えたいという場合は、いくつか注意が必要です。次のようなポイントを頭に入れて、トラブルなく乗り換える準備をしましょう。

■2つの保険会社で手続きが必要

 満期で乗り換えの手続きを行う場合は、新たな保険会社に対してのみ手続きを行えばいいのですが、契約途中で乗り換える場合は、現在の保険会社とも手続きを行う必要があります。補償内容や事故歴を照合するため、現在の保険証券を手元に用意しておくと安心でしょう。なお、乗り換えに際して、手数料や違約金のようなものは発生しません。

■返戻金が還付される

 年間契約の保険料を一括で支払い済みの場合は、残りの期間に応じて返戻金が還付されます。各保険会社では「短期率」と呼ばれる料率を掛け合わせて返戻金を算出する方式が、多く採用されています。

 短期率とは、年間契約である保険料を、月ごとの契約と見なした場合の金額を算出するための料率です。つまり、残り期間が6ヶ月であったとしても、6ヶ月分の支払い済み保険料がそのまま戻ってくるわけではないのです。新しい保険会社のプランが魅力的に見えたとしても、実際の返戻金を計算してみると、当初は結果的に保険料が高くつくケースが少なくありません。実際の金額を現在の保険会社、または代理店に問い合わせた上で、満期になるのを待ったほうがよいかどうかを判断しましょう。

■契約期間内の乗り換えに便利な「保険期間通算特則」

 保険は満期日での乗り換えが等級に影響しないのがベストだと書きましたが、「保険期間通算特則」を使うことにより、契約が満期を迎えないで乗り換えをした場合でも、前契約の終期(満期日)のタイミングで等級が上がります。

 この特則は、例えば、保険加入期間のうち半年が経過した時点で別の保険に切り替える場合、両方の保険会社に半年分ずつ保険料を支払うことで、合算して1年の契約期間を満了した扱いとなります。これにより、新しい保険会社で前の保険会社の契約日を迎えれば、これまでどおり等級がアップするのです。ただし、新旧の保険の契約期間に空白がないことも、条件の一つになります。

 また、前の保険会社から次の保険会社の契約まで、原則7日以内に行わないといけません。万が一、その期間を過ぎてしまえば、保険期間通算特則を利用するどころか、6等級スタートに戻ってしまいますので注意が必要です。

 では、事故を起こした場合はどうなるでしょうか?等級が落ちる事故を起こして保険を使用すると、翌年の等級は上がりません。つまり、この特則を使ったとしても、「等級がアップする」条件をクリアできないのです。ですから、特則自体を使うことはできますが、使っても何も起きないことになります。つまり、乗り換え時に6等級以下の場合は、強制的に低いグレードを引き継ぐことになってしまいますので、保険期間通算特則の意味はありません(ただし、13ヶ月間無保険でいれば6等級になります)。ですが、1年間に2回以上事故を起こしたり、そもそも事故が多い場合は乗り換えを拒否される可能性もあります。どのような条件なら拒否されるというのも保険会社によって異なりますが、可能性だけは考慮したほうがいいでしょう。

 以上が、契約途中で自動車保険を乗り換える場合の、主な注意点になります。特に、直近で保険を使用した場合は、満期日まで待つことも含めて検討してはいかがでしょうか。

ライフスタイルの変化に合わせて、最適な保険選びを

 運転者や年齢を限定することで、保険料が大きく変わってくる自動車保険ですが、漠然と安い保険会社を探すのではなく、自身の状況と照らし合わせながら、最適な保険を選ぶことが重要です。

 例えば、転勤・転職などで車の使用頻度が大きく変わったときや、結婚・子どもの成長を経て家庭内のドライバーの増減が見られる場合は、乗り換えのいいタイミングといえるでしょう。また、ゴールド免許を取得した際にも申告すれば割り引きを受けられますので、現在の保険を見直すよい機会になるのではないでしょうか。

 また、各保険会社の新規契約キャンペーンも、満期の時期と合致すれば、大幅な割り引きが見込める場合があります。自動車保険を年間数万円の買い物ととらえれば、日頃の家計に与える影響も少なくありません。機会を見て補償内容も含めた自動車保険の見直しを行うことが、よりよい保険選びにつながるはずです。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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