自動車保険は納車前の加入がおすすめ!加入方法や必要なものも解説

自動車保険は納車前の加入がおすすめ!加入方法や必要なものも解説

新たに車を購入して自動車保険に加入するときは、納車前に加入する保険を決めて契約しておくのがおすすめです。ただし、自動車保険に加入する際は、いくつか押さえるべきポイントがあります。また、加入方法は複数あるため、確認しておく必要があるでしょう。

本記事では、自動車保険への加入は納車前がおすすめである理由や、自動車保険を検討する際のポイントについて解説。また、自動車保険に加入する方法と必要なものなどについてもご紹介します。これから自動車保険への加入を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

mokuji目次

  1. 自動車保険加入のタイミングに関する基礎知識
    1. 自動車保険は納車前でも加入できる
    2. 保険料の支払開始日は納車日に設定できる
    3. 車両の入れ替えの手続きも納車前が最適
    4. 納車後の加入を避けたほうがいい理由
  2. 自動車保険の申込みから補償開始までの期間はどれくらい?
  3. 自動車保険を検討する際のポイント
    1. 加入目的と必要な補償を明確にする
    2. 見積もりサービスを利用する
    3. 対人・対物賠償保険は無制限にする
  4. 自動車保険の加入方法
    1. 自動車販売店で加入する
    2. 保険専業の代理店で加入する
    3. インターネットで加入する
  5. 自動車保険の加入に必要なもの
    1. 車検証
    2. 運転免許証
    3. 銀行口座・クレジットカードの情報
  6. 安心して納車日を迎えるため、自動車保険は納車前に加入しよう

自動車保険加入のタイミングに関する基礎知識

自動車保険に加入するタイミングは、納車前がおすすめです。納車前に加入しても損をすることはありませんし、納車のタイミングからすぐに補償を受けられます。
まずは、自動車保険加入のタイミングに関する基礎知識について、詳しく見ていきましょう。

自動車保険は納車前でも加入できる

自動車保険は、納車前でも加入可能です。車が手元に来る前であっても、自動車保険加入に必要な車の型式や車名、初度登録年月、登録番号などの情報がわかっていれば、加入できます。

これらの情報は車検証に記載されていて、納車前に販売店に届いています。販売店からコピーをもらうか、情報を提供してもらって加入手続きを行ってください。納車前に自動車保険の加入手続きを済ませておくと、納車日から安心して車を運転できるでしょう。

保険料の支払開始日は納車日に設定できる

自動車保険の保険料の支払開始日は、納車日に設定できます。納車前に契約したとしても、納車日までの保険料の支払いはありません。納車日がわかった時点で、余裕を持って自動車保険に加入しておくことをおすすめします。

車両の入れ替えの手続きも納車前が最適

車の買い替えを行う際は、自動車保険で車両の入れ替え手続きを行わなくてはなりません。この手続きを行わないと、自動車保険の対象となる車が入れ替え前の車のままになってしまい、必要な補償を確保できなくなります。

車両の入れ替えの手続きも、新しい車の納車前に行えます。買い替えが決まったときは、納車前に保険会社に連絡して手続きを行いましょう。
なお、自動車保険の保険料は、車の型式などによって変わるため、入れ替えによって変わる可能性があります。保険料が高くなった場合は差額を支払い、安くなった場合は指定の口座などに返金されます。

車の買い替えに伴う自動車保険の変更手続きは、新しい車を取得してから30日以内が目安です。具体的な日数は保険会社によって異なるため、必ず期限を確認して手続きを行ってください。この期限を過ぎてしまうと、新しい車に現在の等級を引き継げなくなってしまいます。

納車後の加入を避けたほうがいい理由

自動車保険への加入タイミングを納車後にするのは、極力避けましょう。自動車保険への加入を納車後に行った場合、納車日から保険契約開始までは補償がない状態になってしまうからです。

該当の期間中は自賠責保険のみの補償となるため、大きな事故が発生するとカバーしきれないかもしれません。無保険期間が生じてしまわないよう、納車日から補償がスタートするようにしてください。

自動車保険の申込みから補償開始までの期間はどれくらい?

自動車保険の加入申込みをしてから、補償が開始されるまでの期間は、保険会社ごとに定められています。一般的には、保険代理店を通じて加入する「代理店型」だと最短で即日、インターネット経由などで加入する「ダイレクト型」の場合は、最短で申込みの翌日です。

申込みが納車ぎりぎりになってしまったときなど、即日で補償を開始したい場合は、代理店を訪問して申込みの手続きをするといいでしょう。ただし、代理店型は代理店の営業時間内しか申込みができません。ダイレクト型は24時間いつでも申し込めて、最短翌日0時から補償が開始されます。

なお、代理店型、ダイレクト型のどちらも、支払方法などによって補償開始期間が上記よりも遅くなる可能性があります。
例えば、銀行振込で保険料を支払う場合、申込みを行った後、保険料を振り込んだことを保険会社が確認する時間が必要です。クレジットカード払いなどに比べて対応に時間がかかるため、即日や翌日の補償開始に間に合わない可能性があります。

自動車保険を検討する際のポイント

自動車保険を検討する際のポイント

自動車保険は、さまざまな保険会社が提供しています。さらに、保険会社ごとにプランが選べるようになっているため、どれに加入したらよいか迷うこともあるでしょう。
自動車保険を検討する際には、主に下記の3つのポイントを意識してください。

加入目的と必要な補償を明確にする

自動車保険を検討する際には、加入する目的と、どのような補償を確保したいかをはっきりさせておく必要があります。車の使用頻度や使用する人、家計の状況などによって、必要な補償は変わります。

例えば、車を使う頻度がそれほど高くなく、十分な貯蓄がある場合、車両保険の免責金額(自己負担額)を多めに設定すれば、保険料を抑えることができます。反対に、修理費用もすべて保険でまかなえるようにしたいのであれば、免責金額を少なく設定することで、万が一の出費にも対応しやすくなるでしょう。

見積もりサービスを利用する

自動車保険を検討する際は、見積もりサービスを利用すると便利です。自動車保険は、事前見積もりが可能です。複数の保険会社の見積もりを比較して、必要な補償を確保しつつ、保険料を抑えられるサービスを見つけることをおすすめします。

なお、見積もりサービスには、各保険会社に個別に申し込むタイプのものと、一括で複数の保険会社に見積もり依頼ができるタイプのものがあります。細かい条件を指定して見積もりを取るなら個別見積もりが適していますが、一括は手軽に多くの保険会社から見積もりの取得が可能です。必要に応じて使い分けてください。

対人・対物賠償保険は無制限にする

自動車保険を検討する際は、対人賠償保険、対物賠償保険を無制限にするのがおすすめです。対人賠償保険、対物賠償保険とは、事故を起こして賠償責任を負った場合に備えるものです。

対人賠償保険は人に対する賠償、対物賠償保険は物に対する賠償です。自賠責保険ではカバーしきれない賠償金の支払いに備えられるため、無制限に設定しておきましょう。上限を設定してしまうと、賠償額が多額になった場合に、カバーしきれない可能性があります。

自動車保険の加入方法

自動車保険への加入は、「自動車販売店」「保険専業代理店」「インターネット」のいずれかで行います。下記を参考に、自分に合った方法を検討してください。

自動車販売店で加入する

自動車保険は、自動車を購入した販売店で加入することができます。新車の購入手続きを進める中で、同時に自動車保険の契約も完了できますから、手間がかかりません。

申込用紙などを代理店側で用意してくれることもメリットですが、加入できる自動車保険が限られる点はデメリットといえます。一方、自動車販売店のみで加入できる自動車保険や特約もあるため、加入する際は確認しておくことをおすすめします。

保険専業の代理店で加入する

保険専業の代理店でも、自動車保険に加入可能です。保険専業代理店を利用すると、担当者に詳しい補償内容や不明点などを質問したり、相談したりしながら手続きを進められます。生命保険や火災保険など、自動車保険以外の保険について相談することも可能です。

インターネットで加入する

自動車保険は、インターネットで加入することもできます。ダイレクト型の自動車保険は、インターネットで保険会社に直接加入申込みを行います。自宅にいながら24時間いつでも申込みができる点と、店舗を構える経費などがかからないため、保険料が低めに設定されている点がメリットです。
一方、補償内容などに関するアドバイスは、チャットなどで行えることもありますが、対面ほど柔軟な対応は期待できないかもしれません。

自動車保険の加入に必要なもの

自動車保険の加入に必要なもの

自動車保険に加入するときは、下記の書類などが必要です。代理店型の場合は店舗に提出し、ダイレクト型の場合は申込み手続きをする際に手元に用意しておいてください。

車検証

車検証は、販売店から受け取る書類です。納車前で車検証がない場合は、下記の情報を販売店に確認しておきましょう。車検証のコピーやスキャンデータを受け取っておくと確実です。

車検証がない状態で自動車保険に加入する際に必要な情報
・車両の登録番号
・初度登録年月
・型式
・車台番号
・車両所有者
・車両使用者

納車前でも販売店に車検証があれば、上記の情報をもとに自動車保険に申し込むことができます。

運転免許証

運転免許証も、自動車保険に加入する際に必要です。運転免許証の色によって契約者の運転歴や事故歴がわかり、自動車保険の保険料が変わります。これは、申込み時に必要な情報であるため、手元に用意しておきましょう。
なお、保険会社によっては、加入に際して運転免許証の写しを提出しなければならない場合もあります。

銀行口座・クレジットカードの情報

自動車保険の保険料の支払いをするために、銀行口座の情報やクレジットカード番号などが必要です。支払いのために必要な情報ですから、どちらか一方で構いません。
なお、自動車保険の保険料は、コンビニ払いや銀行振込などにすることも可能です。このような支払方法であれば、クレジットカードなどの情報は不要です。

安心して納車日を迎えるため、自動車保険は納車前に加入しよう

自動車保険は、万一の事態に備えるためのものです。納車した時点で自賠責保険しかない状態では、事故が起きた場合のリスクが大きくなります。安心して納車日を迎えるために、自動車保険は納車前に加入しておきましょう。

自動車保険に納車前に加入する際は、「加入目的や補償の範囲を明確にする」「見積もりサービスを使って検討する」といったポイントを押さえておくことをおすすめします。
また、自動車保険は自動車販売店や保険専業の代理店、インターネットで加入の申込みができます。いずれの場合も、車検証や運転免許証、銀行口座・クレジットカードの情報などが必要になるため、忘れずに用意しておいてください。ポイントを押さえた適切な準備が、スムーズな加入の第一歩です。

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