自動車の購入費用の内訳とは?費用を抑えるポイントも解説

自動車の購入費用の内訳とは?費用を抑えるポイントも解説

自動車を購入する際は、新車でも中古車でも、本体価格のほかに税金やさまざまな費用がかかります。
自動車の購入資金は、そのような費用も含めて用意しなくてはなりません。
ここでは、自動車の購入にかかる費用の内訳と、購入費用を抑えるためのポイントを解説します。

mokuji目次

  1. 自動車購入にかかる費用の内訳
    1. 自動車の本体価格
    2. 自動車税・軽自動車税(種別割)
    3. 自動車税・軽自動車税(環境性能割)
    4. 自動車重量税
    5. リサイクル預託金
    6. 各種代行費用
  2. 自動車の購入費用を抑えるためのポイント
    1. エコカー減税対象車を選ぶ
    2. 本体価格が低い中古車を選ぶ
    3. 購入手続きを自分で行う
    4. 頭金を支払ってローンを抑える
  3. 自動車の購入費用とは別に必要となる保険料
    1. 自賠責保険料
    2. 自動車保険料
  4. 自動車の購入費用を抑え、余裕のあるカーライフを

自動車購入にかかる費用の内訳

自動車購入にかかる費用は、大きく車両本体の代金と、それ以外の費用に分けられます。内訳は下記のとおりです。

自動車の本体価格

自動車の本体価格は、税金や販売店の各種代行費用などを除く、自動車そのものの価格です。本体価格は車種やグレード、つけるオプション装備のほか、新車か中古車かによっても異なり、かなりの幅があります。通常と同じ税率で消費税も課せられます。

自動車税・軽自動車税(種別割)

自動車税・軽自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点での自動車の持ち主に課せられる地方税です。税額は、車の総排気量や用途によって決まります。

年度の途中に軽自動車以外の自動車を購入した場合は、購入時に、購入月の翌月から3月までの月割りの自動車税を納める必要があります。これは、新車の場合も中古車の場合も同じです。

なお、軽自動車の場合は、軽自動車税(種別割)に月割り納付の制度はなく、購入時に納める必要はありません。納めるのは、次の4月1日からの分となります。

自動車税・軽自動車税(環境性能割)

自動車税・軽自動車税(環境性能割)は、自動車を取得する際に納める地方税です。税率は、車の環境性能・燃費性能によって異なります。
自家用車では、車両本体価格の3%が上限となっており、環境性能が優れた自動車だと非課税となる場合もあります。

自動車重量税

自動車重量税は、車の新規登録や車検の際に納める国税です。税額は自動車の重量が増すほど高くなり、新車登録から13年経過したとき、18年経過したときにも高くなります。

新車を購入した場合は、購入時に初回車検までの3年分を納めることになります。中古車を購入した場合は、次回の車検まで納める必要はありません。

リサイクル預託金

リサイクル預託金とは、将来廃車にする際のリサイクル費用をあらかじめ支払っておくものです。金額は車種により異なり、自動車メーカーのWebサイトなどで確認することができます。

各種代行費用

各種代行費用は、運輸支局での車の検査登録、車庫証明書の取得などを販売店に代行してもらうための費用です。金額は店舗によって異なり、通常の税率での消費税もかかります。登録などを自分で行う場合、これらの費用はかかりません。

自動車の購入費用を抑えるためのポイント

自動車の購入費用を抑えるには、いくつかのポイントがあります。主なポイントは下記のとおりです。

エコカー減税対象車を選ぶ

エコカー減税」は、ハイブリッド車や環境性能・燃費性能に優れた車は自動車重量税が減免される税制優遇制度です。エコカー減税の対象となっている車を選べば、その分納税額が低くなるので、全体の出費も抑えられます。
ハイブリッド車など、自動車税・軽自動車税(種別割)の税制優遇制度である「グリーン化特例」の対象になっている車を選べば、さらに費用を抑えられます。

本体価格が低い中古車を選ぶ

買いたい自動車の本体価格が高い場合は、中古車を選ぶのも購入費用を抑えるひとつの方法です。中古車の価格は車種やグレード、年式や走行距離によっても変わりますが、基本的に新車よりも安価です。納得できる条件のものがあれば、中古車を買うことも検討してみましょう。

購入手続きを自分で行う

自動車の購入費用を抑えたい場合は、購入手続きを自分で行うのもひとつの方法です。運輸支局での検査・車両登録や車庫証明書の取得などの手続きは、自分で行えば代行費用はかかりません。手間はかかりますが、購入費用の節約につながるため、時間に余裕があればやってみるのもおすすめです。

頭金を支払ってローンを抑える

自動車ローンを組む場合、頭金を支払うと、その分ローンを組む金額が少なくなり、借入金にかかる利息を抑えられます。その結果、購入費用全体を抑えることが可能です。
資金に余裕があるなら、頭金を多めに入れることも検討してみてはいかがでしょうか。

自動車の購入費用とは別に必要となる保険料

自動車の購入費用とは別に必要となる保険料

自動車に乗るには、自動車本体の購入費用に加え、保険料も必要です。保険には、加入が義務付けられている自賠責保険と、任意で加入する任意保険があります。

自賠責保険料

自賠責保険は、自動車の所有者に加入が義務付けられている強制保険です。一般的には、車検のタイミングで、次の車検までの分の保険料を一括で支払います。

自賠責保険の保険料は一律となっており、沖縄県や離島を除く地域では、普通乗用車は24ヵ月分だと1万7,650円、36ヵ月分で2万3,690円です。軽自動車は24ヵ月分で1万7,540円、36ヵ月分で2万3,520円です。

自動車保険料

自動車保険は、加入が任意となっている民間保険会社の保険です。自賠責保険は、補償されるのは人身事故による対人賠償のみで、相手の車や建物などに与えた損害、運転者自身のケガ、自身の車の損害などは補償対象外であるだけでなく、対人賠償額にも上限があります。
自賠責保険ではまかないきれない賠償責任を負う可能性もあるため、自動車保険には入っておくべきだといえるでしょう

保険料は、補償内容や車の種類などによって異なります。実際にどれくらいかかるかを知りたい人は、保険会社で見積もりを取って確認してください。

自動車の購入費用を抑え、余裕のあるカーライフを

自動車を購入する際には、自動車本体の代金に加え、税金や各種手続きの代行費用といった費用がかかります。ただし、いくつかのポイントを押さえれば、購入費用を抑えることが可能です。カーライフを少しでも余裕のあるものにするため、本記事でご紹介した方法で購入費用を抑えてみてはいかがでしょうか。

また、自動車を購入したら、自動車保険に加入することをおすすめします。自動車保険に加入することにより、安心してカーライフを楽しむことができるでしょう。

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