車を購入する前に知っておきたいことのひとつに、自動車保険の保険料があります。車の型式と保険料の関係性について詳しく知っておくことは重要なことです。そこで大事になるのが「料率クラス」です。料率クラスを知っておけば、思わぬ損をしてしまうことを防ぐことが可能になります。料率クラスには車種や型式によっても大きな差が出てきます。
安心して車を利用するためには、保険は欠かせない存在です。保険料は出来るだけ安く、そして内容は充実させたいところです。車を購入してから保険料に驚くことのないよう、料率クラスについての理解を深めておく必要があります。ここでは、そんな料率クラスについて解説していきます。
自動車保険料の算定には料率クラスが関係している?
そもそも料率クラスとは、どのようなことを意味するのかを知っておく必要があります。料率クラスとは、自家用普通自動車・自家用小型自動車の型式ごとに設定されており、自動車保険の保険料を算定する際に用いられる要素のひとつとなっています。
料率クラスは補償ごとのクラスに分類されています。車両保険・対人賠償保険・対物傷害保険・傷害保険(搭乗者傷害保険と人身傷害保険)といったように、細かに分けられ、それぞれの数字が少ないほど保険料が安くなります。料率クラスは1から9まで設定されており、その数字によってどの程度料金が変わるのかを知っておくと便利です。
料率クラスが高ければ高いほど保険料が高くなり、料率クラス9の車が「リスクが最も高い車」として扱われます。補償区分の数字が1つ上のクラスになってしまった場合、約2割保険料が上がってしまうといわれています。この料率クラスはどの保険会社でも採用されており、自動車保険の保険料について算定する際に無視できない重要な要素なのです。
年式や型式によって、自動車保険の料率クラスが変わる
車の年式や車種によって、料率クラスが変化することも知っておくと便利です。車にはさまざまな種類があります。スポーツタイプの車やファミリー向けのミニバンタイプの車など、購入者のニーズに合わせて多種多様です。車種によって、事故の発生頻度や発生状況に差があるため、自動車保険に加入する人に対して不公平感が出ないよう、車の型式に応じた保険料率の細かな設定が型式別の料率クラスだということを覚えておきましょう。この設定によって、事故が多いとされる車種は保険料負担が大きくなり、反対に、事故の少ない車種は保険料負担が軽減されるのです。また、同じ車種でもグレードによって装備等が変わりますが、安全装置の装備状況によっては料率クラスが変化します。
料率クラスは毎年見直しが行われており、変動します。自動車保険の補償内容が前年と同じであっても、料率クラスが上がってしまうと保険料は高くなります。また、新車の場合は車両本体価格を基準に設定され、損害率に応じて型式別に毎年料率クラスの改定が行われます。
近年の傾向として、販売台数が多い車の方が料率クラスが高くなりにくくなっています。ファミリー向けといったレジャーユース車両のほうが保険料の急上昇を回避しやすい反面、スポーツタイプの車両は事故率が高いために保険料が割高で推移してしまいやすいことも知っておきましょう。なお、軽自動車に関しては車両毎の料率クラスの適用がありません(2017年3月現在)が、2018年を目途に事故率による料率クラスの仕組みを導入する方針が立てられています。
車両保険に入れない料率クラスもあるので注意
自動車保険を契約する際に、車両保険に入れない場合があります。「初年度登録から15年〜20年以上経っている車」「市場販売価格が1000万円を超える車」などが挙げられますが、料率クラスもこの条件の一つとなっています。それは料率クラスが「9」の車です。料率クラスが「9」であるということは、車両のリスクがもっとも高いレベルであるということです。事故や盗難といったリスクが大きいと判断されてしまうので、自動車保険に車両保険を付けることが難しくなると理解しておきましょう。料率クラス9の車として代表的なものが、高級車や市場に出回っている台数が少ない希少車などです。
もしも購入した車の料率クラスが高めの設定になっていたとしても、車両販売台数が伸びた場合、翌年から料率クラスが下がる可能性もあります。また、販売開始直後の新車の場合、暫定的な料率クラスが設定されていることもあります。料率クラスは毎年更新されるということを覚えておきましょう。