自動車保険はさまざまな要素が合わさっているため、なかなか自分の知識のみで自動車保険の契約をすることは難しいです。しかし、車1台に対する年間の保険料は決して安いわけではなく、ましてや2台以上の車を保有している場合は、少しでも保険料を安くしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
そこで、2台目の自動車保険料が安くなる方法を紹介していきます。簡単な方法で2台目の保険契約が安くなり得をするので、知っておくと便利です。
2台目以降の自動車保険契約はどうして安くなるのか
「フリート契約」という言葉を聞いたことはないでしょうか。フリート契約とは、10台以上の車に対して、全車に対し同一人物が保険契約者となる自動車保険契約をしたとき、全台数に一律の割引率をかけて保険料を算出する契約のことです。つまり、10台以上まとめると得になる契約といえます。
一見するとお得な契約方法に見えますが、一般的な世帯では10台以上の車を保有している可能性は極めて低いでしょう。しかし、一般世帯でも複数台保有することで数パーセント割引が適用される契約方法があります。それは「セカンドカー割引」です。セカンドカー割引とは、2台目以降に保有する車の保険契約に割引が適用される契約方法で、通常の新規契約よりも金額的な条件が非常に良くなります。まずは2台目以降の新規保険契約は安くなると覚えておきましょう。しかし、いくつかの契約条件があるので注意してください。
【セカンドカー割引の契約条件】
(1)1台目の自動車保険の等級が「11等級以上」であること
(2)1台目、及び2台目以降の車が「自家用8車種」※であること
(3)2台目以降の車が初めて自動車保険契約をする車であること
2台目以降の自動車保険は等級が変化するのか
自動車保険を新規契約する際に、通常どの等級からスタートするかご存じでしょうか。それは「6等級」もしくは「6等級新規」です。6等級は自動車保険に関する割引率の基礎となる等級で、年齢条件にもよりますが基本料金に対して数パーセント程度の割増引が適用されます。しかし、2台目以降のセカンドカー割引を適用する際は、新規契約であってもスタート時の等級が6等級ではありません。
セカンドカー割引が適用される場合は、「7等級」または「7等級新規」からのスタートとなります。その結果、6等級よりも有利な割引率が適用されるのです。セカンドカー割引は通常よりも1つ進んだ等級からスタートすると覚えておきましょう。また保険業法や保険会社ごとの保険料率の変更は常に起こっていますが、等級の仕組み自体は変わりません。セカンドカー割引を適用することで、7等級からスタートできるということは、保険料を安くするために非常に重要なことといえるでしょう。
2台目以降の自動車保険料はどのくらい安くなるのか
保有2台目以降の車に対してセカンドカー割引を適用させることによって、通常の6等級よりも割引率が得な7等級から自動車保険契約をスタートさせることができることがわかりましたが、では実際にどの程度保険料が安くなるのでしょうか。
詳細な保険料は各保険会社や条件により異なりますが、6等級と7等級の割引率の差は以下の通りです。
等級
年齢条件
割増/割引率
6等級
全年齢
28%割増
6等級
21歳以上
3%割増
6等級
26歳以上/35歳以上
9%割引
7等級
全年齢
11%割増
7等級
21歳以上
11%割引
7等級
26歳以上/35歳以上
40%割引
【6等級と7等級の割引率】
7等級の割引率から算出される保険料は、保険会社や条件等によって全く異なりますが、新規契約の場合、6等級から始めなければならないところを、セカンドカー割引を利用して7等級から開始できると、割引率で大きな差が生まれることがわかります。「全年齢」を補償対象とする場合は共に割増になるものの、「26歳以上」での比較では6等級が9%の割引であるのに対して、7等級では40%に割引率が上がります。また、6等級では割増となってしまう「21歳以上」でも、7等級であれば11%割引となるため、セカンドカー割引は利用するメリットがあります。まずは保険の条件を詳細に確定してから、それぞれの保険会社を比較することが大切です。
ここでは自動車保険契約で少しでも得するために必要な、セカンドカー割引について紹介しましたが、新規契約時には簡単に実践できる方法だと理解できたのではないでしょうか。2台目以降の新規契約に適用できるセカンドカー割引は、本来6等級からスタートのところを7等級からスタートできます。それはつまり、1年分の割引率の差額を得していると考えることもできるのです。あまり意識することはないかもしれませんが、7等級スタートということは大きく得をしていると考え、ぜひ2台目以降の新規契約の場合には適用させましょう。