車を所有している人にとって、毎年気になるのは自動車税と自動車保険料です。特に、一括で支払っている場合には大きな出費となります。しかし、つい忘れてしまいがちになることも。自動車保険の場合、慌てて継続を済ませた結果、保険料を無駄に支払っているかもしれません。自動車保険料は、ライフスタイルの変化や年齢に応じて、内容を見直す必要があるのです。
保険料の平均相場が大きく変わる年齢の節目や車の乗り換え、独立や結婚で運転する人が変更した場合など、人生の節目には保険を見直すべき多くの要因があります。また、同じ内容であっても通販型(ダイレクト型)と代理店型など、保険会社を変えるだけで数千円〜数万円も安くなることがあります。
例えば、契約内容の使用目的や限定条件が実際の内容と異なっていた場合など、いざという時に保険が補償されない事さえあり得ます。この機会に自動車保険料の相場と、影響する条件などを確認しておきましょう。
自動車保険料の相場はどのように決まるのか?
保険料相場を知るには、保険料に影響する多くの項目を把握していなければなりません。そして、その項目こそが見直すべきポイントになるのです。それでは順を追って相場を理解するポイントをみていきましょう。
【年齢条件】保険料相場には、この年齢条件が最も大きな比重を占めています。例えば、21歳の時に初めて車を購入し、その年齢にあった保険に加入し、次の契約更新の際に26歳になったとして、そのまま継続したらどうなるのでしょうか。
(例)年齢別年間保険料
損害保険大手A社の例 ※【条件】(居住地:関東)(目的:レジャー)(等級:6)(車両保険:なし)
年齢/車種
トヨタプリウス
ホンダフィット
18〜20歳
7万1260円
5万7490円
21〜25歳
3万4550円
2万7640円
26〜29歳
3万240円
2万6590円
30〜50歳
2万5430円
2万770円
51〜60歳
2万5570円
2万2880円
61歳〜
2万7360円
2万4300円
このように自動車保険では、事故率の多い若い年代ほど保険料が高く設定され、保険会社によって多少異なるものの、ドライバーの年齢別に「全年齢」「21歳以上」「26歳以上」「30歳以上」と区分されるケースが一般的です。そのため、自分に合った年齢条件にしておかないと、無駄に保険料を支払う事になるのです。
さらに、19歳の家族が免許を取得して同じ車を運転する可能性があるのなら、年齢条件を全年齢にしておかないと保険が適用されません。このように年齢条件とはご自身の年齢だけでなく、運転する可能性がある家族の年齢も留意する必要があります。
【車の買い替えによる変更】車を買い替え時に手続きを行っているはずなので、まず問題は無いかと思いますが、車検証を手元に保険会社のデータに間違いがないかチェックしましょう。
【使用目的】主に「家庭・レジャー」目的か「仕事」で使うかの選択になります。仕事用が割高になります。
【免許証の色】ゴールドかそれ以外(ブルー・グリーン)かによって保険料が変わります。
【新車】購入後一年以内なら新車割引が適用され、エコカー割引などを設定する保険会社も増えています。
【走行距離】自ら申告するものですが、実情に合わない距離だと、いざという時に保険金が支払われないこともあるために正確な距離数を申告しましょう。
【各種限定】家族限定、夫婦限定など車を取り巻く家庭環境に合わせた内容を選択します。限定条件が狭いほど安くなりますが、可能性がゼロでない限りは、なるべく広い範囲で契約すると良いでしょう。
(例)割引条件と割引率
割引内容
ゴールド免許
新車
A社
3%
6〜10%
B社
約20%
9%
C社
12%
10〜21%
D社
最大12%
7〜11%
割引内容
エコカー
A社
3%
B社
なし
C社
3%
D社
3%
(例)限定条件と割引率
限定範囲
割引率
本人のみ
約8%
本人+配偶者のみ
約7%
家族のみ
約1%
(例)用途・走行距離と保険料
損害保険大手A社の例 ※【条件】(居住地:関東)(等級:6)(車両保険:なし)
使用目的
距離
保険料
日常・レジャー
〜3000km
2万5430円
通勤・通学
5000〜1万km
3万2710円
業務
1万〜1万5000km
4万4230円
通販型と代理店型の保険料相場の違いとメリット・デメリットとは?
現在、利用者が増えているネットや電話で契約する通販型自動車保険は、既存の代理店型自動車保険よりも安い保険料が最大のメリットとなっています。営業所や職員の数を減らし、代理店への手数料を必要としないなど、経費を抑えることで安い保険料を可能にしています。デメリットとしては、事故時の対応を心配される方も多いと思いますが、どの通販型保険会社も事故受付センターは24時間体制であり、緊急対応する拠点も多く、代理店型と遜色はありません。ただし、保険内容に関しては全て自分で選択しなければならず、記入ミスがあってもそのまま反映されてしまいます。
代理店型のメリットは全て任せておける点です。担当者と直接話をすることで、保険契約に関わる情報を担当者に把握してもらえるため安心感があります。デメリットとしては通販型よりも保険料が高くなること以外に、店舗までわざわざ足を運ばなければいけないという事でしょう。
自分にあった自動車保険と相場を知るには?
PCやスマートフォンに慣れていて、ネットでの調べものが得意な場合には、通販型が適していますが、ネットに不慣れだったり、自動車保険に詳しくなかったりした場合は、代理店型の保険会社が向いているでしょう。また、通販型でも電話で内容を確認したり、質問をしたりすることもできるので、納得いくまで何度でも聞いてみることができます。
さらに加えるならば、大手の代理店が展開する対面型店舗で相談する方法があります。大手代理店は、複数の保険会社の商品を扱っており、利用者は、そのなかから自分にあった保険を選ぶことができます。駅前やショッピングセンターの中など、便利な場所にあることから、仕事帰りや買い物のついでなど都合の良い時に店舗へ行くことができるため、人気が出始めています。通販型と代理店型の中間の形態になります。
自動車保険の保険料は、基本的に補償内容とサービスが充実すればするほど保険料は高くなります。ポイントは何を重要視するかです。まずは、自分の保険をどうしたいのかを考えてみることから始めましょう。月々の出費をとにかく抑えたいのか、補償内容をもっと充実させたいのか。あるいはロードサービスなど、事故以外でも使えることを前提にしたいのか。これらの目的次第で、保険会社や規約内容が変わってきます。
自動車保険のCMは毎日のように流れています。保険の何が不満だったのか?どうしたら満足できるのか?保険料、補償内容、契約時のわかりやすさ、事故時の対応など、さまざまな要因があります。保険料が安いから全て満足という場合でも、事故になって初めて足りない補償内容を知り、不満が出るケースも多いようです。もしご自身で決めることがむずかしい場合は、少々割高になっても代理店型保険会社にするか、対面型にすることで解決できます。後悔しない保険選びをするためにも、複数の保険会社を比較して、ご自身の条件や契約内容に合った自動車保険料の相場を知ることが大切です。