2010年03月04日 14時25分
都心部最大級約600坪の「ユニクロ渋谷道玄坂店」、5日にオープン
5日10時にオープンする都心部最大級の大型店舗「ユニクロ渋谷道玄坂店」 (C)ORICON DD inc.
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■大型店・グローバル化を牽引する重要拠点に
ユニクロは4日、明日5日10時にオープンする「ユニクロ渋谷道玄坂店」の店舗説明会を行った。地上2階、地下1階、約600坪の売り場面積を持つ同店は都心部に立地する店舗としては最大級の売り場面積を誇る。説明会に登場した大笘直樹取締役COOは同店について「世界中のあらゆる市場で売上と認知を獲得できる魅力的な店舗」と説明し、”ユニクロの成長エンジン”と位置付けて大型店戦略、グローバル戦略を加速させると述べた。
「ユニクロ道玄坂店」は、ファッションビル109に隣接しており、周辺にはスウェーデン発のファッションチェーン「H&M」の旗艦店のほか、スペイン発の「ZARA」、アメリカ発の「GAP」などのファストファッション店も多数店舗を構える“激戦区”。同店舗は立地の特製を考慮してキッズ商品は置かず、メンズ、レディースウエアのみで展開。商品のテイストごとに売り場を分け、ベーシックな商品からデザイナーのジル・サンダー氏との協業によるブランド「+J」まで取り揃えてファッションの街・渋谷ならではの最先端コーディネートを提案、他店との差別化を図る。同社広報担当によると、男性約250、女性約250の計約500アイテムを取り扱うとのこと。
同社の大型店出店は2004年の大阪・心斎橋店を皮切りに、銀座旗艦店(2005年)、新宿西口店(2009年)などのほか、海外にも米国・ニューヨーク(2006年)、英国・ロンドン(2007年)、仏国・パリ(2009年)にグローバル旗艦店を展開。現在では国内793店舗中81店舗が、海外では125店舗中6店舗が大型店となっている。
大笘取締役は、広くて買いやすく、選びやすい店舗にすることでエリアで一番の小売店舗にするとともに、「大型店ならではの商品構成を完成させ、世界市場で競争できるグローバルマーチャンダイジングを実現させる」とし、オープンから3日間に各日先着1000名限定のスペシャル商品を用意するほか、近隣約60店舗とオンラインストアでも“オープン協賛セール”を行い、今後の重要拠点となる同店を幅広くアピールしていく。