2009年10月22日 09時00分

学生時代に描いた将来像、「実現できていない」が過半数

■思い描いた将来像と今の自分、意識調査結果


 昨年の流行語大賞で「時代を明るくした言葉」という理由で選ばれた“アラフォー”。活力に満ちた世代であり、同時に今までの人生を少し振り返ってみたくなる、そんな世代といえるのかもしれない。オリコンでは全国の30代、40代の男女を対象に「学生時代に目標にした将来像」についてアンケートを実施したところ、【(今の自分は)目標とした将来像になっていない】という意見が51.2%にものぼり、過半数を占める結果となった。

 学生時代に描いた“将来像”と異なっている点については、1位に【仕事】、2位【収入】が挙がり、「学生の頃はキャビンアテンダントに憧れていた」(埼玉県/40代/女性)と希望の職種につけなかったことや、「もっと大金持ちになっているかと思った」(東京都/40代/男性)と憂いの声が多く届いた。

 また3位には【結婚相手】が挙がり、「笑いとしゃべりのたえない家庭のはずが倦怠期の老夫婦のよう…」(兵庫県/30代/女性)という既婚者の嘆き、また、「もう結婚している予定だったが、まだ独身」(兵庫県/30代/男性)、「結婚相手ってなかなか見つからないな〜って思う」(愛知県/30代/女性)と、独身組からも“こんなはずじゃなかった”というため息が漏れた。

 しかし、今の自分に対して気持ちが沈んでばかりというわけではない。「いまも理想に近づくために努力をしているか?」という設問では、【時間があれば努力したい】が28.8%、【理想に近づくために努力をしている】が26.3%と、意欲的な声が過半数を上回る結果に。そのきっかけとして、映画やテレビドラマ、さらに同世代のスポーツ選手たちの活躍に心を動かされた人が多い様子。学生から社会人になり、さまざまな経験をした今だからこそ、昔の自分よりもさらに最短距離での“理想の自分像”に近づく努力をしているといえそうだ。

【調査概要】
調査時期: 9月18日(金)〜9月24日(木)
調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の30代、40代の男女、各100サンプル、合計400サンプル
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

>>■30代、40代に聞いた「理想」と「現実」のギャップは?


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