業界初 使い捨てコンタクト空ケースをリサイクル

アイシティが10日より店頭に設置する、使い捨てコンタクトの空ケースを回収するBOX  [拡大する]

アイシティが10日より店頭に設置する、使い捨てコンタクトの空ケースを回収するBOX 

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 ペットボトルのキャップをリサイクルして世界中の子どもにワクチンを届ける「エコキャップ」運動が広がりをみせる中、コンタクトレンズ店・アイシティを展開するHOYAは5日、使い捨てコンタクトの空ケースをリサイクルするプロジェクトを10日よりスタートさせると発表した。空ケースは店頭で回収し、集まったケースはリサイクルメーカーに売却。そこで得た代金と同額の同社寄付分を加えた金額を財団法人日本アイバンク協会に寄付するというもので、業界初の試みとなる。

 回収するのはアルミのフタをはがした後の空ケースだが、この材質は実はどのメーカーもポリプロピレン(PP)を使用している。ペットボトルキャップと同素材ということは「エコキャップ運動」同様にリサイクル可能なはずだが、コンタクトレンズの空ケースは有効なリサイクルシステムがなく、使用後の空ケースはゴミとして処理されていた。

 1DAYタイプなら1人あたり1日2個、2週間タイプなら1人あたり1か月に4個の空ケースが出ている。しかも、使い捨てタイプは現在“コンタクトレンズの主流”となっており、利用者数が増加し続けていることを考えると1か月の廃棄量は膨大だ。店舗で回収した空ケースはHOYAグループの工場に集められ、1か月に1度、協力してくれるリサイクル業者に売却。空ケースの回収状況等は毎月集計してWebサイト上で公開する。

 店舗営業中に出た空ケースももちろん回収対象となるが、活動のメインは「お客様にご自宅で集めていただき、ご来店の際に回収BOXに入れていただく」(同社)こと。同社は他店で購入したコンタクトレンズのケースでも受け付けるほか、Webサイト、店頭などで同活動をアピールする。

 エコキャップ推進協会によると、「エコキャップ」運動は2007年7月から現在までで13億を超えるキャップが集まっており、約93万人分のポリオワクチンが購入できる約1860万円を「NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JVC)」に寄付している。HOYAが始める取り組みは、全国のアイシティ168店舗のみで回収を行うことになるが、今後使い捨てコンタクトユーザーにどこまで訴求でき、業界内でどのような広がりを見せるか、注目が集まる。

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