2008年06月06日 12時00分
テレビとネットとレンタルの融合、「TSUTAYA TV」開始
デジタルコンテンツ供給事業を行うTSUTAYA BB(本社・東京都渋谷区)は、6月6日(金)よりテレビ向けポータルサービス「アクトビラ(acTVila)」上で展開中の「TSUTAYA TV」で、ハリウッドメジャー4社の映画を含む映像配信サービスを本格化させる。6月中に約200タイトルの配信を予定しており、その7割がハイディフィニッション(HD)画質。いつでも見たいときに見たい作品を高画質で楽しむことができる時代の幕開けだ。
「アクトビラ」とは、ブロードバンドの利用が可能な環境と「アクトビラ」対応デジタルテレビがあれば、登録料や基本料金は無料で利用できるテレビ向けのネットサービス。
今夏のボーナス商戦の目玉として家電各社が力を入れているのが、この「アクトビラ」対応のデジタルテレビで、リモコンに用意された専用ボタンでポータルサイトにアクセスできる。天気予報や番組情報などのコンテンツに加え、ストリーミング形式によるビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス「アクトビラ ビデオ」「アクトビラ ビデオ・フル」を提供している。
「TSUTAYA TV」は、「アクトビラ ビデオ・フル(全画面で映像を楽しめる)」のコンテンツとして今年3月1日に開設。パラマウント・ピクチャーズ、ウォルト・ディズニー、ワーナー・ブラザーズ、NBCユニバーサル・インターナショナル・テレビジョン・ディストリビューションのハリウッドメジャー4社とデジタルテレビ向けのVOD映像配信に関するライセンス契約を結び、本格的にサービスを開始する。
6月6日には、マシ・オカの単独インタビューを含む『HEROES/ヒーローズ』シーズン1、『LOST』シーズン1、『デスパレートな妻たち』シーズン1、『トランスフォーマー』、『オーシャンズ13』など約100作品を一挙配信。今後、ハリウッドの映画やTVドラマシリーズの数々をHD画質でフルサイズの映像を中心に順次配信し、1年後には2000タイトルに及ぶ予定。
視聴料金は1タイトルあたり315〜735円(48時間または72時間)。また、TVシリーズの第1話は無料で配信する。
「店舗の利用が多いのは20代、ネットの利用が多いのは30代、TSUTAYA TVは40代がターゲット。学生時代にレコードなどをレンタルしていた世代にアピールしたい」と、TSUTAYA BBの渡邉健社長。初年度は5万人の利用者獲得を目指す。