2008年09月09日 10時00分

若者の車離れ深刻 20代前半女性「自動車に興味なし」は45%

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 近年“若者の車離れ”が注目されているが、ネットエイジア社の『自動車に関する調査』によると、20代男女で車離れの傾向が顕著になっていることがわかった。「自動車に興味なし」と答えた20代前半の女性は45.0%で、約半数が「関心がない」と答えており、20代男女を合わせても他の世代より関心の低さが如実に表れる結果となった。

 同アンケートは、20〜59歳の1600人(男性800名、女性800名)を対象に8月に調査したもの。「自動車に興味を持ったことがない」という回答を性別・世代別にみると、30代男性(16.9%)、40代男性(12.5%)50代男性(11.9%)に対し20代男性は26.0%となっており、20代男性は“車への関心”が低くなっていることが分かる。

 一方、女性は30代(28.1%)、40代(29.4%)、50代(34.4%)に対し20代は39.1%に。詳細をみると、20代前半で45.0%、20代後半では33.1%となっており、女性の回答でも20代女性が圧倒的に高い結果となった。

 難しい就職活動、上がらない賃金など、厳しい時代を見続けている20代は消費意欲が低く、貯蓄意欲が高いと言われている。“車に興味がない”という感覚も、堅実でつつましい経済観念の表れと言えそうだ。







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