2009年01月13日 20時00分
“コンビニ業界初”のコミックレンタル、ampmで試験導入
コミックレンタルの試験導入を行っているampm市川南八幡4丁目店(千葉県市川市)
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コンビニエンスストアのエーエム・ピーエム・ジャパンは10日(土)より、ampm市川南八幡4丁目店(千葉県市川市)にて、コミックレンタルの試験導入を始めた。店内に専門コーナーを設け、レンタル書籍数3000冊、100タイトルの話題作・人気作をセレクト。3月31日まで実施し、今後については「試験導入の結果を元に判断する」(同社)という。
同サービスはコミックレンタル開業支援の「春うららかな書房」の協力を得て実現。幅広いユーザーが気軽に利用できるよう、『神の雫』(講談社)、『メイちゃんの執事』(集英社)などドラマの原作になっているものから、『ドラゴンボール』(集英社)、『はじめの一歩』(講談社)といった人気作などを取り扱っている。貸出料金は当日返却が1冊80円、1泊2日が90円、3泊4日が100円。1回の貸し出しで10冊まで利用できるという。
同社は「コンビニエンスストア業界全体はtaspo効果で好調と言われているが、実際は(たばこを取り扱っていない店舗は)売上が落ちてきている傾向がある。コンビニエンスストアのウリである“便利さ”をお客様に感じていただくためには、付加価値を高める必要がある」と導入の理由について語る。
また、「コミックレンタル店がどこにあれば便利だと思うか」という調査では1位の「DVD/ビデオレンタルショップ」に次いでコンビニエンスストアは2位にランクイン。「普段の通勤・通学途中に気軽に立ち寄れるコンビ二エンスストアでの重要の高さを伺うことができる」(同社)と、同サービスの本格導入に期待を寄せる。
コミックレンタルは07年2月に貸与権の正式運用がスタートして以降急激に成長。08年11月にはツタヤオンラインも宅配コミックレンタルサービスの提供を開始しており、同市場は「今後10年で、342億円規模まで広がると予想されている」(同社)といい、今後の展開が注目される。