2009年11月01日 10時00分
軽量化の時代に逆行!? 片足1.2kg、“ズシリと重い”ビジネスシューズ
片足1.2kgのビジネスシューズ『マッスルトレーナー<KISHIDAモデル>』1万6800円(税込)
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より楽に歩けるように各社が靴の軽量化にしのぎを削り、運動会で早く走れるスニーカーが子供たちの間で人気を得る中、シューズメーカーのビーウェル社は、片足1 kg以上もある靴を発売し続けている。今年9月には片足1.2kgのビジネスシューズ『マッスルトレーナー<KISHIDAモデル>』を発売。スーツに合わせやすいデザインで、健康やトレーニングを意識した会社員にアピールしている。
「通常のスポーツシューズの約3〜4倍の重さ」(同社)という同商品は、運動をする時間がないながらも、通勤時にひと駅分歩くなどの工夫で体を動かしている社会人が増加している点に着目して開発された。雑誌『LEON』(主婦と生活社)の仕掛け人として知られる元編集長・岸田一郎氏がデザインを監修しており、革の質感やフォルムなど、スーツに合うように作られている点が特徴となっている。
見た目は普通のビジネスシューズだが、ソール部分に金属の粒子が流し込まれているため手に持つとズシリと重い。日常のなにげない歩行で自然と負荷がかかるようになっており、30分歩くと最大約300カロリーを消費できるという。同社は30〜50代の健康を気にする働く男性を中心に、同商品を訴求していく。