2009年11月02日 14時00分

「2009ヒット商品ベスト30」1位“プリウス&インサイト”エコカー減税など国策がヒット後押し

「2009ヒット商品ベスト30」第1位に選ばれたトヨタ自動車の『プリウス』 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

「2009ヒット商品ベスト30」第1位に選ばれたトヨタ自動車の『プリウス』 (C)ORICON DD inc. 

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 月刊誌『日経トレンディ』(日経BP社)は2日、都内で「2009ヒット商品ベスト30」の記者発表会を開催。今年のヒット商品1位には、ハイブリッド車(HV車)の「プリウス&インサイト」(トヨタ自動車・ホンダ技研工業)が選ばれた。同誌は「100年に1度の大不況」といわれた2009年のヒット商品について「自力でヒットを作り出すことは、かつてないほど難しくなってきている」と説明。エコカー減税と補助金による後ろ盾もあった1位のハイブリッド車のほか、ETC車載器が急速に拡大する原動力となった「1000円高速」(24位)、地デジ切り替えへのバックアップを兼ねた「エコポイントテレビ」(29位)など、低迷する消費のテコ入れとして国が動いた“国策ヒット”が目立った。同誌は「裏を返せば、2009年は国がここまでしなければ消費者は動かなかった、未曾有の大不況だったことを物語っている」としている。

 ランキング2位は、0.00%ビールの先駆け的存在となった「キリン フリー」(キリンビール)、3位は「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(スクウェア・エニックス)がエントリーし、また、“今年の顔”として俳優・溝端淳平が選ばれた。さらに「2010年ヒット予測ランキング20」も発表され、1位に「2万円高機能テレビ」、2位に「アーバン産直マルシェ」、3位に「低価格クラウドPC」などを選出。同誌は「未曾有の不況がヒット商品にも大きな影響を及ぼした2009年に対して、2010年は有力メーカーの真摯な商品開発という“骨太の原点回帰”の動きが明確になる」と分析している。

 同企画は1987年の創刊以来続いている同誌の人気企画。今回のランキングは2008年10月から2009年9月の間に発売された商品やサービスが対象で、売れ行きや影響力などのほか“新規性”“市場創出性”などを評価基準とし、総合判定を行っている。同ランキングが掲載されている『日経トレンディ12月号』は4日発売。価格は650円。

1位 プリウス&インサイト
2位 キリン フリー
3位 ドラゴンクエストIX 星空の守り人
4位 抗インフルエンザグッズ
5位 国宝 阿修羅展
6位 ドット入り罫線ノート
7位 ウーノ フォグバー
8位 ポメラ
9位 蒸気レス IH
10位 990円ジーンズ
11位 フィッツ
12位 ルクエ
13位 ランコム オシィラシオン
14位 iPhone
15位 OLYMPUS PEN
16位 超字幕シリーズ
17位 sweet&ブランドムック
18位 まきばの空
19位 い・ろ・は・す
20位 ピアンタ FV200
21位 ブローネ 泡カラー
22位 オバマ演説本
23位 ふんわり食パン
24位 1000円高速
25位 IQ84
26位 ハイボール
27位 FOREVER21
28位 リアップX5
29位 エコポイントテレビ
30位 ウォン安韓国旅行


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