2009年12月30日 10時00分
【年末特集】不景気でも売れた! 2009年のヒット商品・サービス10選
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「100年に1度の大不況」と言われた2009年だが、厳しいながらも数々のヒット商品は生まれた。低価格商品や割引制度、おまけ付きなどの“お得感”は消費者の節約意識に響き、昔から愛され続けている商品・人物・キャラクターなどの新作やイベントは「失敗したくない」消費者に“安心感”を与えた。その中でも特に話題となったヒット商品・サービスをピックアップし、2009年を振り返る。
「ビールテイスト飲料」続々デビュー
“アルコールを生成しない新製法”により生まれた、アルコール成分0.00%のビールテイスト飲料。4月に発売された『キリン フリー』が爆発的なヒットとなり、年間販売予定数を3度も上方修正するほどに。9月には『アサヒ ポイントゼロ』(アサヒビール)、『サントリー ファインゼロ』(サントリー)、『サッポロ スーパークリア』(サッポロビール)など大手酒量メーカーも続々と“0.00%市場”に参入した。
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「1000円高速」「エコポイント」で消費を刺激
景気不安により消費の冷え込みを打破すべく、今年は政府主導の景気刺激策が次々と実施された。3月に行われた「定額給付金」や現在も行われている「ETC割引制度(1000円高速)」などのほか、省エネ性が高い家電製品を購入するとポイントが付与される「エコポイント」、低排出ガス車を購入すると自動車税などが軽減される「エコカー減税」も実施。地上デジタルテレビやハイブリッドカーなどが売り上げを伸ばした。
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王者健在!『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』
ナンバリングタイトルとしては約5年ぶり、過去作品の移殖を除くと初の携帯ゲーム機(ニンテンドーDS用)となる同作。新たに加えられたマルチプレイや“すれ違い通信”などの機能がうけ、“すれ違い通信”をするためのスポットも期間限定で誕生。また、発売2日で実売230万本を記録、11月にはシリーズ史上初となる400万本を突破。“RPGの王者”の貫録をみせつけた。
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「実物大立像ガンダム」、お台場の地に立つ!
テレビ放送30周年記念して東京都品川区の潮風公園内に建てられた、全高18メートルの1/1サイズ立像ガンダム。細部に渡る精巧さや夜間のライトアップ、頭部可動やミスト噴出などの仕掛けが人気となり、7〜8月の一般公開では415万人の来場者を記録。多くのファンを魅了した。また、同プロジェクトは2009年の「グッドデザイン大賞」の大賞候補にノミネートされた。
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村上春樹7年ぶりの長編小説『1Q84』
“2009年いちばん売れた本”となった、作家・村上春樹氏の7年ぶり長編小説『1Q84』。発売から約3ヶ月で100万部を突破し、作中に登場するヤナーチェクの『シンフォニエッタ』のCDも売り上げを伸ばした。なお、村上氏は2月にイスラエルの文学賞・エルサレム賞を受賞しており、8月には村上氏の代表作『ノルウェイの森』の国内総発行部数が1000万部を突破するなど、今年は村上フィーバーが吹き荒れた。
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各社続々参入「低価格ジーンズ」競争
ファーストリテイリンググループの低価格衣料ブランド「g.u.」が990円ジーンズの発売を発表したのは3月のこと。1000円を切るジーンズは節約意識が高まっている消費者の心を刺激して大ヒット。これをきっかけとして、イオン・ダイエーが880円、西友が850円、ドン・キホーテが690円の商品を次々と発売し、“低価格ジーンズ”という市場を築いた。
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マイケル・ジャクソン『THIS IS IT』
6月25日(現地時間)に急逝した故マイケル・ジャクソンさん。その訃報は世界を駆け巡り、極東の日本でも過去のCDを買い求める人が急増し、“キング・オブ・ポップ”の突然の死を惜しんだ。また、7月にロンドンで開催する予定だった“幻のコンサート”のリハーサル映像を収録した映画『THIS IS IT』は興行収入40億円、2009年洋画作品日本国内興行成績TOP3に入るほどの人気作となり、上映期間を延長する映画館も多かった。また、日本では異例の再上映も話題に。
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ミニブログ「Twitter」の注目度高まる
一般ユーザーはもとより芸能人、政治家、企業なども展開。Twitter愛用者である歌手の広瀬香美がステージにノートパソコンを持ち込み、MCをTwitterで行うという異例の“Twitterライブ”も11月に開催され話題を呼んだ。
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大ヒット連発「付録付きブランドムック」
1冊まるごと1つのブランドで構成されている宝島社のブランドムックシリーズ。『Cher』、『マークBY マーク ジェイコブス』、『イヴ・サンローラン』など、ピックアップブランドとコラボレートしたバッグや傘などが付録についており、“お買い得感”からベストセラーにつながった。
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ゲームから本、旅行まで「歴女」ブーム
“歴女(レキジョ)”とは歴史好き・戦国武将好きの女性たちを指す造語。『戦国BASARA』(カプコン)のキャラクター人気から火がついたといわれる。戦国武将が眠る墓、古戦場、城跡などに訪れる女性ファンが急増。戦国武将にちなんだ商品も多数発売されほか、歴史ファンのアイドル“歴ドル”という言葉も生まれた。
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