“女性ターゲット”のヤマダ電機新宿東口店が明日オープン、家電量販店三つ巴激戦区誕生

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　ヤマダ電機の新店舗「LABI新宿東口館」の16日オープンに先駆けて15日、同社は記者説明会を開催した。一宮忠男社長は新宿店のコンセプトについて「明るく、楽しく、優しいお店。特に女性の方に多く訪れていただきたい。各フロアで女性に優しい提案をしていきたい」と説明。「新宿、特に東口は従来と比べるとお客様の層も変わってきまして、街全体の活性化が必要な地区であると考えている」と述べ、「新宿東口のランドマークにしたい」と意気込みを語った。なお、新宿にはビックカメラ、ヨドバシカメラなど大型家電量販店がひしめき合っているが、競合2社が揃う地に同社が出店するのは初めてで、都内初の“家電量販店三つ巴激戦地区”となる。

　競合2社が店舗を構える新宿に大型店をオープンする理由について、一宮社長は「当地は日本一の乗降客がいる」と語り、“三つ巴戦”になることについては「競合する2社があるということで、逆に我々にとってマーケット性があると思っている」とコメント。また、他店舗よりも外国人観光客の取り込みを積極的に行うとし、外国語が話せるスタッフを多く配置すると説明した。

　店舗は新宿駅東口で屈指の賑わいを誇る新宿通りと靖国通りに面した場所に立ち、女性をターゲットにした美容カウンセリングフロアやデコレーションコーナーなど9つのフロアで構成。テレビやパソコン、ゲームなどの取り扱いはもちろんのこと、化粧品、サプリメントなどの美容・健康関連商品も多数扱い、女性客に訴求する。

　同社は近年大型ターミナル駅への出店を加速しており、2009年10月はレストランやフットサル施設も備えた「LABI1 日本総本店池袋」（東京都・豊島区）を開店。なお、都市型店舗「LABI（ラビ）」は、新宿東口館のオープンで全17店舗となる。