2011年03月13日 16時00分

東京タワー、レインボーブリッジ…節電の動き、各所で

 東北地方太平洋沖地震に関連した電力供給不足対策として、各社は続々と建物のライトアップや看板、大型ビジョン等の消灯を行う取り組みを始めた。また、インターネットでは東京電力の節電協力の呼びかけに対しユーザーが反応し、節電の動きが広がっている。

 江崎グリコは大阪・道頓堀のグリコネオンや大阪本社の看板、東京・渋谷のグリコビジョンの消灯を決定。設備点検のため全施設休業を行っている東京タワーは12日から16日まで節電のためライトアップを自粛する。首都高速道路は横浜ベイブリッジ、鶴見つばさ橋、レインボーブリッジ、かつしかハープ橋、五色桜大橋等のライトアップを当面見合わせることを決めた。

 また、ローソンは13日夕方より、被災地を除く全国のグループ店舗約9000店で節電を開始。店頭の看板は終日消灯するほか、駐車場の誘導灯も昼間消灯、店内の照明も50%抑制。ファミリーマートも同日より全国店舗8200店の看板類の消灯を実施。セブン&アイホールディングスのイトーヨーカドーは今夜より店頭看板、ネオンの消灯を行うほか、エレベーターやエスカレーターの稼働台数制限、売り場照明のライト抑制を、セブン−イレブンも看板の消灯を行う。

 インターネット上では節電運動「ヤシマ作戦」が広がっている。この名前はアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』内で、ミッション遂行のために日本中から電力を集めた同名作戦に由来する。ツイッターではハッシュタグも用意され賛同者たちが「不要なコンセントを抜く」「炊飯器を使う時は電力消費ピーク時を外す」「エアコンは使わず厚着をして過ごす」等の対策を宣言・実行している。

 東京電力はあす14日より、地域を分け、順番に電力供給を止める輪番停電(計画停電)を行う方針でいる。

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