2012年09月13日 10時00分
秋はダイエットに最適な季節? 副交感神経の働きに注目!
ダイエットに向いている季節は、夏ではなく秋。その理由は副交感神経!?
夏が終わり、暑さが和らいで秋の訪れを感じる今日この頃。秋といえば“食欲の秋”とよく言われるが、順天堂大学医学部の小林弘幸教授によると秋はダイエットに最適な季節だという。ところが、リーボックジャパンが行った『女性のダイエットとストレスに関する意識調査』によると、女性が最も痩せやすいと考えている季節は圧倒的に「夏」が多いという結果に。薄着になったり水着を着る機会があってダイエットに励みがちな夏ではなく、秋のほうが向いている理由は、副交感神経にある。
◆「秋のダイエット」は副交感神経の高まりがポイント
副交感神経は、交感神経とともに血流を司る自律神経を構成している。副交感神経には血管を弛緩させて体をリラックスさせる働きが、交感神経はストレスや緊張によって高まり、血管を収縮させる働きがあるが、このふたつがバランスよく交互に優位になることで血流がよくなり、代謝活動がスムーズになって脂肪燃焼を促す。
ところが、現代社会ではストレスを感じることが多く、副交感神経より交感神経のほうが高い状態で生活している人がほとんど。さらに夏は冷房や気温差でよりストレスを感じやすいため、穏やかな気候でリラックスできる秋のほうが、副交感神経が高まりやすくダイエットに向いているというわけだ。
◆リラックスできる靴や服がダイエットを手助けする
ダイエットを成功させるにはストレスの少ない状態に身をおいて副交感神経を高めることが大切といえるが、仕事や家庭などでのストレスは避けられない。そのうえダイエットのために普段はしていない食事制限や運動などを試みると、ますますストレスを感じて副交感神経が低くなり、効果が出にくくなってしまう可能性も。いったいどのようなダイエットをしたらいいのだろうか?
「日常と違う行動はストレスを感じやすいため、普段の生活をなるべく変えずに取り組めるダイエットが理想。まずは履き心地のいい靴や着心地のいい服でリラックスすることをおすすめします」(小林教授)。靴や服による締め付けや痛みは、副交感神経の安定に最も悪いという。この秋、ダイエットを始めるなら、ファッションから見直す必要がありそうだ。