2008年04月18日 11時00分
1人暮らし時代の情報源、ネットが新聞上回る
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春といえば、新生活の季節。4月から1人暮らしをはじめた人も多いのでは? オリコンでは、1人暮らし経験のある20代〜40代を対象に『新聞をとっているか(いたか)』をリサーチしたところ、57.3%の人が【宅配で新聞はとっていない】という結果に。続いて、とっていないと答えた人に『宅配以外で新聞に出ているような情報を入手する手段』についても調査すると、1位には【新聞は購入しないで、新聞社系インターネットでニュースを読む】(49.5%)がランクインし、新聞を取ってないと回答した人のうち約5割もの人が、情報入手の手段としてインターネットを利用していることがわかった。
理由もやはり1人暮らしの立場ならではのものが目立ち、【新聞は購入しないで、新聞社系インターネットでニュースを読む】「お金がないから」、「お金がかからないから」など、金銭的なコメントが多い。さらに、「手軽だし、リアルタイムで情報が得られる」(北海道/20代/女性)のように、情報が早いからという意見も多数。また、環境問題が話題にあがる今「ゴミになってしまうので」(静岡県/20代/女性)、「ネットなら紙の無駄もないから」(東京都/20代/男性)などの声も集まった。
2位に登場した手段は【会社にある新聞を読む】(26.7%)。こちらも1位と同様に「会社にあるので、わざわざ買っていたらお金がもったいない」(静岡県/30代/男性)との意見が集中。また、中には「職場には、多種の新聞が揃っているから」(大阪府/40代/男性)、「情報が共有化されるようになった」(千葉県/40代/男性)のように、勤務先で購入しているものを共有することで、個人の負担を軽減させている様子。社内でのコミュニケーションの一環としても役立っているといった回答もあった。
そのほか、【コンビニエンスストアで購入して読む】(7.3%)などの方法があげられたが、気になったのは【新聞などは読まない】が25.7%という数値を示したこと。ニュース番組や新聞以外の週刊誌などで情報を得ている人も多いのかもしれない。
インターネットを日常的に活用する人が増えていることがわかった今回の調査。印刷媒体などの旧来の活字離れに拍車がかかっているという見方もできそうだが、閲覧やストックのしやすさなど、紙媒体ならではの利点というのもあるので、それぞれをうまく活用するということが、処世術につながるのかもしれない。
(4月3日〜4月7日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の20代、30代、40代の、男女、各150人、合計900人にインターネット調査したもの)
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