2010年02月04日 10時00分

高まる愛犬撮影のニーズ、「ペット“顔”認識機能」付きデジカメ発売相次ぐ

ペットの顔を自動認識する富士フイルムの『FinePix Z700EXR』  [拡大する]

ペットの顔を自動認識する富士フイルムの『FinePix Z700EXR』 

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 富士フイルムは2日、都内で新製品発表会を行い、ペットの顔を自動検出する機能を搭載した機種『FinePix Z700EXR』など全11機種をお披露目した。また、ペンタックスも犬や猫などの顔を登録できる「ペット検出機能」を備えたコンパクトデジタルカメラ『Optio I-10』を発表しており、多くのコンパクトデジカメに搭載されている顔認識機能が、ペットにも対応するようになってきた。年々増加傾向にあるペットの飼育数やペットブログの隆盛にともなって「愛犬・愛猫の写真を撮る」というニーズも高まり、カメラメーカーはそれに応え始めている。

 富士フイルムの『FinePix Z700EXR』(20日発売)は「いぬ」モードや「ねこ」モードに設定すると、カメラが自動で犬や猫の顔を検出し、ピントを最適化する。そのほか、ペットが正面を向いた瞬間に自動的に撮影する「ペットオートシャッター」も搭載した。

 ペンタックス『Optio I-10』(2月下旬発売)も、登録したペットが正面を向いた時に自動でシャッターを切る機能を搭載した。登録できるペットの顔は3匹までで、“登録したペットの顔”から撮影したい犬や猫を選択しレンズを向けると、ピントや露出を自動的に合わせる。

 動き回る愛犬・愛猫のベストショットを撮影するには「おもちゃや音で注意をひく」、「寝ているところを狙う」、「ひたすらシャッターを切る」などさまざまなテクニックが必要だったが、ペットを対象とした撮影モードの登場で愛犬・愛猫に負担をかけず手軽に撮れるようになりそうだ。

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