2010年03月12日 15時00分
大学生の就職内定率80% 過去最低を記録
大学生の就職内定率の推移(比較日は2月1日) データ出典:厚生労働省・文部科学省
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今春卒業予定の大学生の就職内定率(2月1日時点)が、前年同期を6.3ポイント下回る80.0%となったことが、12日に発表された厚生労働省と文部科学省の調査『平成21年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査』で明らかになった。バブル崩壊後の就職氷河期でもっとも低い内定率となった81.6%をも下回っており、1996年より行われている同調査で過去最低の結果となった。
男女別にみると、男子は80.1%(前年同期比6.4ポイント減)、女子は79.9%(同6.3ポイント減)。区分別にみると、国公立大学は86.9%(同3.3ポイント減)、私立大学は77.6%(同7.5ポイント減)、短期大学(女子のみ)は67.3%(同8.5ポイント減)で、専修学校(専門課程)は97.3%(同1.7ポイント減)だった。
同調査は全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から、設置者・地域の別等を考慮して122校を抽出。各大学等で調査対象学生を抽出した後、全6250名の生徒を対象に電話・面接等の方法で実施した。なお、内定率は就職希望者に占める内定取得者の割合を指している。