2010年05月17日 14時00分

本日発売の“無煙たばこ”を試してみた

17日より都内限定で発売された、JTの無煙たばこ『ゼロスタイル・ミント』 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

17日より都内限定で発売された、JTの無煙たばこ『ゼロスタイル・ミント』 (C)ORICON DD inc. 

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 受動喫煙防止の動きが加速する中、火を使わず煙も出ない無煙たばこ『ゼロスタイル・ミント』が本日17日より都内限定で発売された。着火せずに香りを味わうという「かぎたばこ」だが、紙巻きたばこが主流となっている日本ではあまり普及していない。その使用法は? 風味は? 発売したばかりの同商品を試してみた。

 東京都港区のたばこ屋にて同商品を買い求めると、店員は丁寧に使い方を説明してくれた。「興味はあるが普通のたばこと何が違うのか」と、使用法を問われることが多いという。ただ、同商品に対する世間の関心は高いようで、まったくの新商品にもかかわらず「朝からボチボチ売れていく」と話す。

 パッケージには「かぎたばこの使用は、あなたにとって口腔がんの原因のひとつとなり、心筋梗塞・脳卒中の危険性を高めます」の文字。また、未成年や妊婦の使用を警告する文言もある。煙が出ないといっても微量のニコチンが含まれているため、未成年者の購入・使用は厳禁。パッケージ本体にも、「本商品はたばこ製品です」という念押しの一文も印刷されている。

 パイプ状の本体とたばこの葉が詰まったカートリッジ2本がセットになった商品を購入。本体のキャップを開け、カートリッジを中に詰めて吸い口をセットする。いざ吸いこんでみると、ほのかな“たばこの葉の香り”とミントの風味が口の中に広がった。味の強いたばこを愛用している人には物足りないかもしれないが、タール1mgの商品を購入している人やメンソールのたばこを利用している人には、それなりに満足できる味かもしれない。ただ、火を着けるわけではないので当然煙は出ないため、禁煙パイプを使っているような気分になる。ニコチンガムを噛むのと同じように、禁煙補助グッズのひとつとして利用する人も現れそうだ。

 金額は本体とカートリッジ2本のセットが300円、カートリッジが4本入った詰め替え用が400円。JTは「吸い方によって異なりますが、1本のカートリッジで半日から1日程度お楽しみいただくことが可能」としている。喫煙マナーが注目を集める中、煙の出ない同商品がどこまで喫煙者の間に普及するか、注目が集まる。

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