2010年03月25日 17時45分
TSUTAYA運営するCCCがHMVを傘下に、ブランド名「HMV」は継続
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営するTSUTAYA
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TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は25日、音楽映像ソフト小売り店・HMVを展開するHMVジャパンの事業を譲り受けると発表した。CCC社とHMVジャパン、HMVジャパンの株主である大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツの3社で合意したもので、事業取得の方法等については協議の上決定する。なお、CCC社はHMV社の全事業を取得するが、「HMVのブランド名は存続発展させる」としている。
3社は独占的交渉権を得る基本合意書を本日25日に締結。今後は具体的な協議を行い、6月末に最終契約を締結する予定。CCC社は、HMVの専門小売店のノウハウとブランド力、国内トップクラスのネット通販事業を評価し、自社の3400万人を超す会員と1400店程度の店舗網を相互利用・機能補完することで「顧客価値向上や音楽映像ソフト販売市場の活性化」を狙う。
CCCの広報部は、今回の事業の譲受で特に評価しているのは、HMVのECサービスにおけるリコメンド機能や充実した検索機能と説明。今後も充実したECサービスを展開しビジネス基盤を強化していくとし、リアル店舗の拡充が主たる目的ではないと話している。