2012年11月19日 16時00分

冬の「ビタミンD」不足は深刻? 女性は4人に1人が欠乏状態

 本格的な冬の到来を前に健康管理への関心が高まるなか、SOUKEN(総合健康開発研究所)がインフルエンザ予防などに有効とされるビタミンDの摂取などに関して20〜69歳の男女100名を対象に血液検査を含む調査を実施した。その結果、全体の半数がビタミンDの不足、うち女性は4人に3人が不足状態、さらに4人に1人が欠乏状態との結果が発表された。

女性は深刻なビタミンD不足・・・風邪やインフルエンザにかかりやすい体質に?

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 骨粗しょう症の予防やインフルエンザ等の免疫系疾病の予防などに効果があるという研究結果が発表され、注目を集めるビタミンD。食品からの摂取のほか、紫外線が皮膚にあたることによっても皮下脂肪から生成できるので「サンシャインビタミン」とも呼ばれているが、夏季に比べ日照時間も短い冬季はビタミンD血中濃度が低いとされている。

 同調査によると、被験者の半数が不足状態(30ng/mL未満)、特に女性においては欠乏状態(20ng/mL)の被験者が4人に1人と25%の割合(※下記のグラフ参照)。1日2時間以上日にあたる機会がある人には不足がみられず、一方で日中はほとんど日にあたらない人、肌の露出が少ない人はそのうち73%が不足状態だった。

 風邪などひきやすい冬季こそ、血中のビタミンD濃度を安定させ維持する対策が望まれるが、男性に比べて女性の多くは紫外線暴露による肌への影響を懸念する声が大多数を占めるのも事実。医師の浦島充佳氏(東京慈恵会医科大学助教授)は「ビタミンDはインフルエンザ対策としてもぜひ摂取して欲しい。食品では、干しシイタケ、鮭などの脂ののった魚に多く、一方、肉類には少ない傾向にあります。しかしながら、普段日光をほとんど浴びない人の場合は食事だけで血中25OHD濃度を十分上げるのは難しい」と指摘し、普段の食生活の改善点として、特に秋から冬、春はサプリメントでの効果的な摂取を推奨している。

【医師・浦島充佳氏プロフィール】
東京慈恵会医科大学 助教授/子疫学研究室 室長 医学博士。
昭和61年東京慈恵会医科大学卒業。平成12年ハーバード大学スクール・オブ・パブリック・ヘルス卒業。ビタミンDを用いた疾病予防を提唱する第一人者。

【調査概要】
調査対象:20才〜69才の男女(各性・各年代5名ずつ、計100名)
調査方法:血液中のビタミンD(25(OH)D)の濃度を測定(検査実施2012年9月)
概要:各年代、性別ごとの傾向、及び、被験者の日常生活における紫外線暴露時間、食生活等との相関関係を調査。

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