2013年02月12日 10時00分

<『みんなの家庭の医学』おさらいニュース>骨を強くする「納豆」のひみつ

 ねばねばと糸を引き、クセの強い匂いを持つ納豆は、好き嫌いがハッキリと分かれる食品。今回のORICON STYLEと朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』(毎週火曜午後8時放送)とのコラボ企画“おさらいニュース”では、この納豆をフォーカスし、新たな納豆パワーとして「骨粗しょう症」への予防と改善の効果を紹介する。

美白効果に血液サラサラなど、健康食品として注目され続ける納豆。

美白効果に血液サラサラなど、健康食品として注目され続ける納豆。

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■納豆の消費量と骨粗しょう症の類似点とは?

 まず、骨粗しょう症とは骨がスカスカになり、骨折しやすくなってしまう病。つまずいて転んだだけでも、太ももの付け根を骨折し、その後は寝たきりの生活を余儀なくされるといった症例もあり、推定患者数は約1300万人にのぼる。特に女性に多くみられ、50歳以上の女性では、実に約4人に1人が患っているという。

 骨粗しょう症が主な原因と考えられる、太ももの付け根の骨折発症率を都道府県別にみると、圧倒的に発症率が低いのは、東日本。ここに納豆の消費量を並べてみると、東日本の納豆の消費量が西日本より明らかに多いことがわかった。

 この事実を発見した研究室の現メンバーで、骨粗しょう症の診療・研究に取り組んでいる、東京大学医学部附属病院 老年病科 特任講師の東浩太郎氏は、「食生活と骨折のしやすさの関係を調べていくと、納豆の摂取が高い地域では骨折の危険が低い。納豆の摂取が少ない地域では、骨折しやすいということがわかってきました」と語る。

■骨にはカルシウム…だけじゃない!?

 私たちの骨は、主にカルシウムでできている。そのため、カルシウムが不足すると、骨密度の低下した、いわゆる骨粗しょう症の状態となることは知られているが、近年、強い骨を作るには、カルシウム同士をしっかりとつなぎ合わせる“コラーゲン”が必要なことがわかってきた。このコラーゲンを増やし、骨の質を良くする働きをもつのが「ビタミンK」である。

 納豆のビタミンK含有量は、葉物野菜、海藻などと比較してもダントツ。大豆自体にはほとんど含まれていないが、納豆菌が大豆を発酵させるときに、大量のビタミンKが生み出されるという。骨粗しょう症の予防といえば、カルシウムが常識だが、ビタミンKが骨の質を良くする働きがあるということも覚えておきたい。 

※納豆に含まれるビタミンKが治療の妨げとなる疾患もありますので、持病のある方は必ず担当医にご相談ください。

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