JTBが12年の旅行動向発表〜前年比1.6%増、“絆”、“シニア”がキーワードに

 JTBは21日、旅行市場における2012年の動向見通し調査を発表した。総旅行人数の見通しは3億440万人で前年比1.6%増。11年は東日本大震災の影響による旅行やイベントの自粛が相次いだが、12年は依然として先行き不透明なものの、家族や人、社会とのつながりを見直す“絆”消費は持続。また、12年以降は団塊世代が65歳以上の“完全退職者”となるため、旅行市場もシニアマーケットが増加するとみている。

 国内・海外の個別見通し人数は、国内旅行が2億8700万人(同1.5%増)、海外旅行が1740万人(同3.0%増)。また、今年は原子力発電所事故の影響により外国人観光客が激減したが、近隣アジアからの訪日客数が回復傾向にあるため12年の訪日外国人数は前年比25.0%増の780万人と予測した。ただし、放射能への不安や円高、米国経済不安、欧州政府債務危機などにより「欧米各国からの訪問者の本格的な回復は遅れる見込み」(同社)としている。

 今年に比べると週末三連休は減少するが、国内で設立されたLCCの3社が運航を開始することもあり、格安航空により旅行需要が期待されている12年。東京スカイツリー(墨田区)、渋谷ヒカリエ(渋谷区)、ダイバーシティ東京(江東区)の開業により首都圏への観光客が増加するほか、NHK大河ドラマ『平清盛』のゆかりの地である京都、神戸、広島への注目度も高まると予測。その他、世界遺産登録された平泉(岩手県)や12年1月から13年3月に官公庁が官民連携で取り組む『東北観光博(仮称)』も注目のエリアとしている。

同調査はビジネス・帰郷を含む日本人の旅行(1泊以上)と訪日外国人について、経済動向予測、旅行消費者購買行動調査、観光関連動向等から推計したもの。1981年から調査を行っており、今回32回目となる。


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