2009年12月28日 14時05分

今年の漢字は「謝」っ! アントニオ猪木、年末恒例炊き出しで世間にエール

アントニオ猪木の今年の漢字一字は「謝」 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

アントニオ猪木の今年の漢字一字は「謝」 (C)ORICON DD inc. 

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 “燃える闘魂”アントニオ猪木が28日、東京・新宿中央公園で今年9回目を迎えた恒例の路上生活者向けの炊き出しを行った。温かいラーメン2000食分を振舞い、1人ひとりにコショウを入れながら声をかけた猪木は、今年1年を振り返る漢字として「謝」と毛筆でしたためた。そして「不景気で世の中は不平、不満が溜まっている。でも、その気持ちもプラスに変えていって欲しい。これを食べて脳を活性化させ、厳しくても笑って行こうよ!」と世間に向けて元気良くエールを送った。

 炊き出し中も「元気ですか!」と気合いを入れてみたり「どこから来たの?」「おかわりしていってね」と優しい言葉をかけ続けた猪木は、長蛇の列を見渡しながら「(2001年から始めて)あっという間でした」と振り返りながら、「去年より(並ぶ人の)数も増えているが、バリバリ働ける若い人もいる。また、何年も来ている方もいるだろうし、早く卒業しろ!って言いたいよ」と本音もポツリ。「(職を失い)萎縮してマイナス思考になって…でも、どこかで開き直らないと。そういう意味では『元気ですか!』という言葉はいいですね」と、自身を代表するフレーズを叫び周囲にいる人々を励ましていた。

 また、北京五輪柔道金メダリストで、年末の格闘技の祭典『Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜』において、吉田秀彦選手相手にプロ格闘家デビュー戦を行う石井慧選手についても触れ「あまり情報はないけど、ゴルフ、野球ではないが、若い人が出てくるのは業界にとってはいいことだし、活性化する。今(格闘技界は)スター不足だからね。彼には勝っても負けてもそこに戦いの、そして男の美学があるし、是非男を見せて欲しいよね」と語り、その戦いぶりへの期待をのぞかせていた。

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