2010年05月25日 10時00分

海外旅行、33人に1人がトラブルに遭遇 〜保険会社まとめ

2005年度から2009年度の「海外旅行保険契約者の事故発生率」(データ出典:ジェイアイ傷害火災保険)  [拡大する]

2005年度から2009年度の「海外旅行保険契約者の事故発生率」(データ出典:ジェイアイ傷害火災保険) 

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 ジェイアイ傷害火災保険は24日、2009年度の海外旅行保険契約者の事故発生状況についてのまとめを発表した。それによると、海外旅行中の事故発生率は3.03%で、33人に1人がトラブルに遭遇。保険金支払い項目の1位は治療・救援費用(45.6%)で、支払い保険金額の最高額は2040万円支払ったニュージーランドでの事故で、1000万円を超えた保険料の支払いが3件あった。

 同調査については1996年より行っているが、3%台に乗ったのは今回が初めて。「治療費・救援費用」の発生地域は治療費が高額な事に加え、チャーター機による長距離の医療搬送や通訳の手配などで高額化しやすい北米(ハワイ含む)が1位となり、2位はヨーロッパだった。同社は「重大な事項や病気の場合、現地入院で1日あたり数十万円から百万円程度の費用が必要になり、医療搬送費用や現地に家族が駆け付ける救援費用を加えると、治療・救援費用は、発生後すぐに数百万円に膨れ上がり、総額1000万円を超えることもある」としている。

 そのほか、保険金支払い項目の2位は「携行品の盗難や破損の保証」(35.3%)、3位は搭乗便の出発遅延や航空会社に預けた荷物が届かないなどのトラブルを補償する「旅行事故緊急費用」(13.4%)で、上位3位までで全体の94.3%に達している。また、2009年は新型インフルエンザの影響により海外旅行を途中で取り止め帰国した際の保証や、出国を取り止めた際にかかる取消料・違約料を支払う「旅行変更費用」が前年比354.9%増の1.2%になった。




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