2011年04月18日 21時00分
Twitterで人も金も集める! 異色のツイッター映画『ツイルム』制作中
片岡K氏(右)と主演の新人女優・星野優花
俳優やスタッフを全てTwitterで集め、映画製作の資金もTwitterで募る映画プロジェクト『ツイルム』が進行中だ。仕掛け人の演出家・片岡K氏は、「原作もセリフも殺人事件もなく、無名キャストだけど、心にしみる切ない映画作り」をコンセプトに、「決して商業映画では成立しないものである。これは挑戦でもなんでもない、作りたいから作るだけ。みんなと一緒にぜひ成功させたい」と意気込んでいる。
片岡氏は、映画『インストール』(綿矢りさ原作、上戸彩主演)で長編監督デビュー。昨年は、Twitterで集めた役者とスタッフで劇団『ツイゲキ』を結成し、11月に旗揚げ公演を行った。『ツイルム』は片岡氏のTwitterプロジェクト第2弾で、「ツイッター・フィルム」の略。映画の製作資金は、「ツイルム製作委員会倶楽部」(一口1万円)なる出資システムを作り、自らの資金でプロジェクトを応援する人を募集している。
主演は新人・星野優花。演技経験はないものの、ツイッターで監督をフォローしたことが縁で抜擢された。すでにパイロット版に出演し、YouTubeで無料公開されている。17日には、Twitterで応募し、書類選考を経た男女39人(犬1匹を含む)が参加するキャストオーディションが行われ、犬の戸川りおん君(オス・6歳)を含む10人の出演が決定。今後は脚本を固め、足りないキャストは第2回オーディションを行ったり、片岡氏自身が個別に声をかけて集めて、6月にクランクイン予定。8月下旬には、夜空の美しい砂浜に特設スクリーンを設け、上映会を開きたいとしている。
【動画】新作続々!映画予告編⇒
◆映画情報 最新映画ニュース一覧|インタビュー バックナンバー