2008年09月15日 10時00分
優先席5人に1人は「ゆずらない」
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電車で優先席に座っている私。ドアが開くと1人のお年寄りが乗ってきた、その時あなたは……。オリコンでは、本日“敬老の日”にちなみ優先席についての意識調査を実施。優先席に【座る】、【空いていたら座る】という人に『優先席に座っている時、お年寄りの方に席をゆずりますか？』との質問をしたところ、78.9％が【ゆずる】、15.6％が【ゆずりたいが声を掛けられない】、5.5％が【ゆずらない】と回答。もともとお年寄りの方などのための優先的な席だが、21.1%と5人に1人はゆずらないという、ちょっぴり寂しい結果となった。
ちなみに『優先席に座りますか？』の質問には、53.1％が【座らない】、42.2％が【空いていたら座る】、4.7％が【座る】と答えた。【ゆずらない】、【ゆずりたいが声を掛けられない】人の声としては「前に断られた経験があって、ゆずれなくなってしまった」（東京都／中・高校生／女性）、「年寄り扱いするな！ と思われそうで怖い」（新潟県／40代／男性）などがほとんど。席を替わる気持ちは持っているけど、ゆずる・ゆずらないのボーダーラインの判断に悩んでしまっている人が目立った。
その一方で、残りの約8割はやはり【ゆずる】と答えた。「優先席なんだから当然ゆずります」（静岡県／40代／女性）、「常識でしょう」（神奈川県／中・高校生／男性）というコメントがあがっており、調査対象の中・高校生〜40代まで世代を問わず“当たり前のマナー”だと捉えている人がほとんど。
では、優先席ではない席に座っている時にお年寄りの方がいた場合はどうだろう？ 結果は、61.0％が【ゆずる】、26.9％が【ゆずりたいが声を掛けられない】、12.1％が【ゆずらない】と優先席に座っていた時よりも多少下回ったが、6割の人が普通の席でもゆずるのが当然のことだと考えているようだ。
ほとんどの人が、電車やバスの車内で“思いやりの気持ち”を持って行動していることが伺える結果となった今回の調査。中には「自分が体調不良の時に譲ってもらった時、嬉しかったから私も積極的にゆずっています」（茨城県／30代／女性）というような声を寄せた人も多く、「どうぞ」の一言に込めた優しさはきちんと相手にも伝わっているようだ。
（8月22日〜8月26日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中・高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、各100人、合計1,000人にインターネット調査したもの）
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