2008年11月18日 11時00分
P・アブドゥール自宅前で女性が自殺、遺族は「番組に原因」と申し立て
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全米を夢中にさせている、人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』だが、同番組に参加した歌手志望の女性が自殺したことで、その遺族が「その原因は番組に原因があったのでは」と申し立てている。審査員の辛口コメントが評判で高視聴率を稼ぐ同番組だが、2005年に行われた予選に出場したポーラ・グッドスピードさんが、審査員の1人であるポーラ・アブドゥールの自宅の前で自殺を図り、先週火曜日に遺体で発見された。グッドスピードさんは出場前からポーラの大ファンだったが、彼女が番組出場時にシニカルな冗談と歯に衣着せぬ批評をポーラたちに受けた様子が全米に放送されていた。
米スター・マガジンによると14日、グッドスピードさんの兄弟はポーラとサイモン・コーウェルの「地球上の誰も、そんなに金属をいっぱい詰めて歌えないよ」という歯の矯正具についてからかったコメントは行き過ぎだったと証言しているという。さらに、グッドスピードさんの姪は、彼女がストーカーだった訳でも、自殺願望があったわけでもないとニューヨーク・デイリー・ニュースにコメントし、さらにポーラとはかつてスターバックスでお茶を飲んだこともある顔見知りだという。
それに対して、ポーラの広報は「番組収録時に一度会っただけ」だと発表している。グッドスピードさんの車がポーラの自宅のある通りに駐車してあるのを近所の住人に何度か目撃されており、その車の中にはポーラの写真がいくつか貼られていたという。さらに先週ポーラの元にグッドスピードさんから花が贈られており、それにはポーラの元ボーイフレンドであるJ.T.トレギアーニの名をかたったサインが記されてあったという。
来年1月から始まる第8シーズンにはオリジナル審査員の3人に加え新しいメンバーが参加しており、以前から番組降板を噂されていたポーラが番組を去る準備は整いつつあるようだ。(たさいちやこ)