ペット保険の使い方とは?具体的な保険金の精算方法について解説
この記事では、ペット保険の具体的な補償内容から、どのようにして保険金の精算を行うのかまで、ペット保険の基本的な使い方について解説します。
■ペット保険の補償内容
・保険が適用される病気やケガの条件
・すべての病気やケガに使えるとは限らない
■ペット保険に関する注意点
・契約内容によって補償額が変わる
・いつから補償が開始されているかを確認する
■ペット保険の保険金の請求方法
・後日精算
・窓口精算
■ペット保険の保険金の請求に必要なもの
・診療明細書と領収書の原本
・保険金請求書
■ペット保険の使い方を知って、比較検討をしよう
ペット保険の補償内容
保険会社によっては、特約を付帯して補償範囲を広げることも可能です。賠償責任(他人やほかのペットにケガを負わせたときや、物を壊してしまったときなど)や、お別れのセレモニー費用(火葬や葬儀代など)を補償の対象とする商品もあります。
保険が適用される病気やケガの条件
なお、通院、入院、手術ごとに支払い可能な保険金の上限や請求できる日数(回数)に制限があることが多いので注意が必要です。
すべての病気やケガに使えるとは限らない
また、通常、予防接種や避妊・去勢手術、出産、歯科治療(歯周病の治療や歯石取り)、または先天性の病気や加入前からかかっていた病気・ケガなどは、補償の対象外となることがほとんどです。
ペット保険に関する注意点
契約内容によって補償額が変わる
例えば、1万円の治療費がかかったとして、補償割合が50%の場合は、半額である5,000円が保険金として支払われ、5,000円が自己負担金となります。70%の場合は7,000円が保険金として支払われ、残りの30%である3,000円が自己負担金となります。補償割合が高くなるほど、その分保険料が高額になる傾向にあります。
いつから補償が開始されているかを確認する
一般的には、契約から30日間の待機期間が設定されていることが多く、その期間にペットが病気やケガで動物病院にかかったとしても、その分の費用は補償されないため注意が必要です。
待機期間のないペット保険もありますが、実際に補償が始まるのは「補償開始日」以降です。審査や受付処理の期間もあるため、補償がいつからスタートするのかはあらかじめ確認しておきましょう。
ペット保険の保険金の請求方法
後日精算
書類の作成や郵送に手間がかかることと、郵送費用がかかってしまうことはデメリットですが、ほとんどの保険会社がこの方法を採用しており、最もオーソドックスな請求方法といえるでしょう。また、どこの動物病院でも利用できることはメリットです。
保険金の支払いまでにかかる日数は保険会社によって異なりますが、多くの場合30日程度です。
窓口精算
書類を提出する必要がなく、とても簡単で便利ですが、窓口精算に対応している動物病院しか利用できず、どこでも利用できるわけではないため、注意が必要です。また、窓口精算に対応しているペット保険は保険料が高額になる傾向があります。
※関連記事:窓口精算ができるペット保険とは?メリットや特徴について解説
ペット保険の保険金の請求に必要なもの
診療明細書と領収書の原本
保険金請求書
ペット保険の使い方を知って、比較検討をしよう
入院や手術が必要になった場合は、思いがけず経済的に大きな負担となることもあるでしょう。ペット保険はペットが若く健康なうちでないと加入できないこともあるため、できるだけ早期に検討するのがおすすめです。また、ペット保険を選ぶ際には、保険料はもちろん、補償割合、補償範囲、請求方法など、さまざまな条件を確認する必要があります。
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