ペット保険の請求方法は?流れと請求方法で変わるメリットを解説

ペット保険の請求方法は?流れと請求方法で変わるメリットを解説

 ペット保険は、ペットが動物病院で治療を受けたとき、その費用を保険金で補償してくれるものです。ただし、保険金の請求方法は保険会社やプランによって違う場合があり、複雑に感じるかもしれません。実際にペット保険を使ったときに焦らないよう、事前に請求方法ごとの特徴について知っておくといいでしょう。

 この記事では、ペット保険の保険金の請求方法ごとの流れやそれぞれのメリット・デメリットなどについて解説します。
目次
■ペット保険の請求方法
後日精算
窓口精算
■ペット保険の比較の際は、請求方法についても検討を

ペット保険の請求方法

ペット保険の請求方法

 ペット保険の保険金の請求方法は、「後日精算」「窓口精算」のどちらかが主流となっています。それぞれの特徴や流れをご紹介しましょう。

後日精算

 ペット保険の後日精算は、動物病院で診察・治療を受け、会計時に一旦診療費を全額支払う方法です。ほとんどのペット保険会社が採用している最もスタンダードな請求方法で、「直接請求」や「事後精算」とも呼ばれます。保険金の支払いまでにかかる日数は保険会社によって異なりますが、多くの場合30日程です。

 シンプルでわかりやすいこと、どこの動物病院でも利用できること、保険会社を選ばないことなどが後日精算のメリットです。

 一方、一旦治療費の全額を立て替えなくてはならないことや、書類の作成や郵送に手間がかかること、郵送費用がかかることなどはデメリットとして挙げられます。しかし、最近はアプリやSNSなどに、必要書類の画像をアップロードするだけで請求手続きができるペット保険も増えてきました。

 いずれにせよ、診療明細書や領収書がないと請求できなくなる可能性があるため、紛失しないように注意しなければなりません。

 なお、保険金請求の時効期限は、法律で3年と定められています。期限までに余裕があるからと、「手が空いたときに請求しよう」などと考えていると、請求自体を忘れてしまうおそれがあります。期限を過ぎてしまって請求できなくならないよう、通院の頻度が高い場合もこまめに請求することがおすすめです。

 保険金を請求する際には、保険金請求書、診療明細書、領収書などの必要書類をそろえて保険会社に郵送する必要があります。具体的な後日精算の流れは、下記のとおりです。
後日精算の流れ
1. 動物病院で診察・治療を受ける
2. 病院の窓口で、診療費を全額支払う
3. 保険金請求書を作成し、診療明細書や領収書とともに保険会社に郵送する
4. 保険会社による審査・手続き
5. 指定の口座に保険金が振り込まれる

窓口精算

 窓口精算とは、人間が医療機関を受診したときと同様に、窓口で補償割合に応じた負担金のみを支払う方法です。

 窓口精算は請求手続きが必要ないため、手間がかからない点が大きなメリットですが、窓口精算に対応している動物病院(保険会社と提携している動物病院)しか利用できない点がデメリットです。最近は窓口精算に対応する動物病院も増えていますが、通いやすい場所にあったり、すでにかかりつけだったりする病院が対応しているとは限りません。

 どの動物病院が対応しているかは、保険会社のWebサイトで調べられるほか、動物病院のWebサイトで提示されている場合もあります。また、加入しているペット保険と提携していない病院を受診した場合は、後日精算で保険金の請求が可能です。

 具体的な窓口精算の流れは下記のとおりです。
窓口精算の流れ
1. 動物病院の窓口でペット保険証を掲示する
2. 動物病院で診察・治療を受ける
3. 診療費(自己負担金のみ)を支払う
 なお、受診時にペット保険証を忘れた場合は、後日精算の手続きが必要となりますので注意してください。

ペット保険の比較の際は、請求方法についても検討を

 ペット保険の請求方法は、大きく「後日精算」と「窓口精算」の2つがあります。保険会社やプランによって、どちらの請求方法なのか異なりますから、比較検討する際には補償内容や保険料などと併せて確認しておきましょう。

 通いやすい場所にある動物病院が、どのペット保険と提携しているかなどもチェックしておくことをおすすめします。

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